2012年、あけましておめでとうございます。
TwitterやFacebookでは新年のあいさつをしていたのですが、ブログではまだでした。これを書いている現在、既に元旦を過ぎて1月2日になってしまいました。今年はブログのほうも活発に書いていきたいと思い、年始のご挨拶を兼ねつつ、2012年の抱負を語ったりしようと思います。
2011年をじっくり振り返ろうと、IRCのログ(会社やコミュニティのチャンネルや、メモ用の自分専用チャンネルなど)、Twitterの投稿履歴、やり取りしたメール、iPhoneで撮った写真…;などなどを眺めていましたが、それなりの分量があって全然時間軸が進みません。実家にはインターネットの固定回線も無く、手持ちのb-mobile Fairの細い回線なので振り返りも捗らずでした。2011年をじっくり振り返るのは、東京に戻ってからの最初の三連休にでもしようと思います。
THE INTERVIEWSへ2011年の年末に投稿した記事「今年やり残したこととかありますか?」とも被りますが、2011年を軽く振り返りつつ、2012年の目標や展望を語ってみたいと思います。
2011年は出会いに恵まれた年でした。
2010年の秋のYAPC::Asia Tokyo 2010で、「スカイアークシステム」(以下「スカイアーク」)という会社を改めて知って(それ以前から帯広にあるIT企業として名前は知っていました)、帯広から技術コミュニティ・Perlコミュニティを積極的に盛り上げようとする会社があるんだ、という興味から「スカイアークの人と会ってみたい」と周囲に吹聴していたら、とある方に2011年5月のゴールデンウィーク帰省の時にスカイアークの帯広本社に連れて行っていただきました。そこでHokkaido.pm主催者の@onagataniさんと出会って「Hokkaido.pmで発表してみない?」と勧誘を受けて、7月に札幌で行われたHokkaido.pm#5でHokkaido.pm初参加+人生初トーク「mod_perl温故知新」をさせていただきました(ブログ記事)。30代前半にもなって人生初トークとなったわけですが、トーク体験は貴重な経験となりました。さすがに直近10月に行われたYAPC::Asia Tokyo 2011では純粋に聴衆側にまわりましたが、7月の人生初トークを弾みとして、12月のHokkaido.pm#6でもトーク「mod_perl hacks PHP」をさせていただきました(ブログ記事)。Hokkaido.pm#5でのトークが自信になって、2011年9月帰省時についでに参加したLDD’11/Fall in KUSHIROでも初のLT5分間トーク「文字化け2011」をさせていただきました。
そもそも「会ってみたい」と吹聴していたら会わせてくれるという人とのつながりもありがたいことです。7月と12月のHokkaido.pmで北海道や関東で活躍しているPerlハッカーの皆さんと出会えたり、そこを軸として毎年参加しているYAPC::Asiaでも今年はHokkaido.pmの方々をはじめ例年にないほど多くの方とコミュニケーションさせていただきました。Hokkaido.pmではトーク側にまわったことによって、向こうから声をかけてくださる方や激励してくださる方がいたことも大きな自信につながりました。7月に改めて「人とのつながり」の大切さを痛感したことは2011年の大きな収穫でした。
それ以外の、世の中の動きも含めた2011年は、後ほどのブログ記事で振り返る予定です。2011年は3月の東日本大震災を初めとした激動の年でしたね。
2012年はもっと「オープン」に活動していきたい、そう感じます。いや、2012年のキーワードは「オープン」と言い切りましょう。
「オープン」という言葉には「個人や会社でまだパブリックに披露できていない技術をどんどん公開していく」という意味と「新しいコミュニティ活動やウェブサイト、ソフトウェア等を新規開設していく」という二つの意味を持たせています。
2011年は7月のトークで(会社の了承を得て)会社での試みを披露したところ、それなりの評判を頂きました。これは個人としてのスキルアップや自信にもつながりましたが、同時に会社のイメージアップにもつながったと思います。以前までは引っ込み思案だったりシャイだったり、有名になると何か悪いことをされるんじゃないかという思考が先行して、表舞台に出ることに消極的でしたが、これからは自分のため会社のため、コミュニティやお世話になったオープンソースソフトウェアへの恩返しのため、差し支えない範囲で自分の手の内をどんどん公私の活動をオープンにしていこうと考えています。そのために今年2012年は昨年以上にTwitterやブログや各種SNS等を積極的に活用していくことになるでしょう。
トークをする側にまわることは刺激的でスキルアップやイメージアップにつながりますが、それにはトークをするネタも必要です。自分のスキルアップというものは人生を通した課題でもあります。そして手元には「あんなこと、こんなこと、できないかな」と考えている未着手の問題も些細なものから大規模なものまであまねく存在しています。こんなサイトがあればいいのに無い、といったこともしばしば。「必要は発明の母」でもあります。特にトークのためにネタを捻出する必要なんて実は無くて、世の中には解決すべき問題がたくさん残されています。それを解決したことをトークのネタにまわせばいいだけです。その過程の中で必然的に、新しいコミュニティ活動やウェブサイトやソフトウェアを積極的に作っていくことが必要となるでしょう。意識的に行うとなると時間と労力が当然必要になりますが、自分のスキルアップを始めとしたポジティブな効果を2012年はより一層上げていきたいと考えています。
それ以外にも「今年やり残したこととかありますか?」で触れた
- もっと人とのつながりを持つこと
- 多くの人の役に立つ有用なツールを世の中に出していくこと
も2012年の目標として掲げたいと思います。これも前述の話や「オープン」の一環ですね。
「オープン」という言葉から連想されるキーワードで真っ先に思いつくのは「オープンソースソフトウェア」(OSS)ですが、学生時代から社会人の今まで、各種OSSには本当にお世話になってきました。今まではお世話になってきただけですが、こんなことを言うのはおこがましいと思いつつも、2012年は微力ながらOSSに恩返しや貢献ができるように活動していきたいと思います。
私だけでなく、私にかかわるすべての人にとって、2012年が飛躍の年でありますように、邁進していく所存です。