おがた (@xtetsuji) です。
YAPC::Asia Tokyo 2013 後日編。その他の「YAPC::Asia Tokyo 2013」関連記事は目次ブログ記事からどうぞ。
ハッカソンに行くまで
YAPC::Asia 2013 Hackathonのページに書いてある通り、「例年はスピーカーならびに、スピーカーの招待者を基本有参加資格者としております」と書かれたイベント。私もトークをしたスピーカーの一人であるので有参加資格者ではあったのですが、どんな場所か分からず、出ようかどうか前日からさんざん迷っていました。
当日は疲れて動けないということもなかったので、とりあえず外に出て別の場所に行っていましたが、行こうかどうか悩んでいたものの、@YappoさんからMentionをもらって、行こうと決めていざフリークアウトへ行きました。
ハッカソンに行ってみた
表参道駅までやってきて、フリークアウトのオフィスが入っているビルを探してやってきました。恐る恐る入り口を開けると、そこは広大かつ綺麗なオフィスと、名だたるPerlハッカーの皆さんが各所で静かに黙々と作業をしている光景。
Foursquareにもvenueがあったので当然チェックイン。
メイヤーは @hiratara さんでした。
[tweet https://twitter.com/xtetsuji/status/381657005502390272]オフィスが広大で綺麗なところに感動しました。特に感動したのは無限水、そう、自由に無料で飲めるミネラルウォーター。よく「その会社の福利厚生はミネラルウォーターを提供するかで表れる」と言われることがありますが、ここにはその夢の無限水があったのです。すごい!それだけでなく、カップのジュースやスープの自動販売機があったので、何か飲もうとお金を投入しようとしたら何と無料。ボタンを押すだけでジュースやスープが出てくる!すごいすごすぎる!どこからどこまでも夢のオフィスでした。しかも飲み物だけでなく、自由に食べても良いお菓子まであるという!オフィスグリコとか目じゃないこの太っ腹さ。感涙ものです。
写真を撮っていいものか、みんな真剣に作業をしている感じで聞きづらかったし、何しろお邪魔している他社様のオフィスなので、写真はほとんど撮りませんでした。撮影OKだったら記念に撮っておけばよかったな。
しかも、冷蔵庫にはビールがあるから自由に飲んで下さいとのことで、もう気分は最高潮。
[tweet https://twitter.com/xtetsuji/status/381672497642364928]皆さん一箇所に固まらず、バラバラに座っている感じではあったのですが、私が座った席のテーブルの右斜め向かいには@miyagawaさんがいらっしゃって、黙々と作業していました。なんという豪華な空間!
私がしていた作業は、とりあえずYAPC感想ブログ第一弾を書いて…といったところで、その後は未完成だったmod_perl2で動作するmemcachedサーバであるModPerl::Memcachedを作っていたのですが、ビールを飲んだところで疲れと眠気が出てきて、ここからは眠気との戦いになってしまいました。眠気覚ましに立って歩いていても、皆さんお疲れの模様でした。さすがに3日間ぶっ続けのYAPC::Asiaでしたから、疲れが出て当然ですね。
結局、私の手元では眠気が邪魔して単純なミスに気づかず、memcachedサーバの実装は全然進まなかったのですが、各所ではPlackの実装についての議論が交わされていたり、第一線のPerlハッカーが一箇所に集まって作業をした成果が出ているようでした。Plack::Request::WithEncodingも、この場で@miyagawaさんや@tokuhiromさんが@moznionさんと議論をしながら骨格が作られたものです。
ハッカソンというものに出ること自体が初めてで、こういう空間はもちろん初めてだったのですが、第一線のPerlハッカーに囲まれて作業するだけでも刺激的な数時間を過ごすことができました。少し悩んだけど、勇気を出して(?)出て良かった!
会場のフリークアウトさんの写真は全然撮れませんでしたが、@941 さんのブログの行ってきた記事を見てみると雰囲気がわかるかと思います。
会場を提供していただいたフリークアウトさん、本当にありがとうございました!終始感動しっぱなしでした。
タイムテーブルでは23時まで続くと書かれていたハッカソンでしたが、19時くらいには「そろそろ食事へ…」という雰囲気になって、お開きになりました。
ハッカソン懇親会
ハッカソンの懇親会は、フリークアウトさんのオフィス近くのもつ鍋屋に来ました。
昼間からビールを飲みながらコードを書いていたわけですが、ここでもビール。美味しい鍋を食べながら会話が弾みます。
私の席は、鍋をどうすればいいかアタフタしていたら、@charsbar さんに色々と面倒を見てもらうことになって、なんだか有り難いやら申し訳ないやら。豪華なメンバーしか集めていないハッカソンだけあって、どこの席も豪華なPerlハッカーです(私という平凡なPerlプログラマ目線)。ここでもPerlやプログラム言語全般についての話が盛り上がりました。刺激的な空間です。
YAPC::Asia 開催中にもすれ違っていたはずなのですが、初めて @__gfx__ さんとお話ができました。色々な優秀で著名な方の話を聞くと、見聞が広がっていいですね。
YAPC::Asia Tokyo 2013 その後
今回、挨拶や有名人見たさの野次馬以上に、実質的に初めて本格的な議論を交わしたPerlハッカーの方々も多く、出会いって大切だなと感じると同時に、今後とも情報交換など良好なお付き合いをしていきたいと感じました。そのためには自分自身もその目線まで上がらなければと感じた数日間。ギブアンドテイクの世界、私もPerlの世界に多少なりとも貢献出来るよう、これからも頑張っていくぞと、やる気をもらえたYAPC::Asiaとハッカソンでした。
「来年のYAPC問題」については、別記事でも何回か書いた気がしますが、特に心配しなくてもいいんじゃないかなと思います。もちろん、誰かが発起して協力を求めるのであれば、出来る限りの協力をしたいと考えています。みんなでPerlを盛り上げていきたいです。
私のその後は「YAPC燃え尽き期」か、しばらくは疲れた感じで惰性で(?)9月を過ごし、10月へ入っていくことになるのでした。10月に入ってから、この記念すべきYAPC::Asia Tokyo 2013を記録に残すべく、少しずつ振り返りブログ記事を書いているといった感じです。
あ、そういえば、1日目の懇親会で出会ったMojolicious仲間と一緖に、その後9月25日に「Mojoliciousやmod_perlを話題にした飲み会 #2」を開いたのでした。この会自体が @jamadam さんが東京にいるときに開こう的ノリなのですが、今後も継続して開催していきたいと感じました。Mojoliciousユーザ、結構たくさんいるという印象を今回のYAPCで持ったものの、横のつながりがなかなか出来ていなくて、情報交換の場がもっとあってもいいかなと。
10月も後半になって、YAPC::Asia Tokyo 2013から1ヶ月が経ち、個人でのプログラミング活動も徐々に盛り上がりつつあります。これからも何かあったら当時のアツい日々を思い出して、自分自身のプログラミング活動の活力としていきたいと感じました。
YAPC会期中やその前後で、色々な新しい企画への誘いもあったり、自分自身でもこんなイベントが欲しいというアイデアが色々出ました。疲れを取って落ち着いた後は、また面白い日々が過ごせそうです。
本当に良いイベントを前夜祭からハッカソンまで、通算4日間、存分に経験した2013年9月。これから「次のYAPC」まで、この体験を思い出して頑張っていけそうです。微力ながら、私も未来を切り開いていく一人として邁進していきたいと心に誓いました。