2024年の振り返り

2024年の振り返り#interest_ae

恒例の振り返り。

だけど、恒例の振り返りしかしないブログになっているなぁ。心当たりは色々あるけれど、その考察は後にして、2024年を振り返ってみます。

大規模カンファレンス運営の1年、広島と函館

Twitter (X ってなんですか?)でも何度も言っているけれど、今年は大規模カンファレンスの運営をずっとやっていた気がします。

どのイベントも、主に動画配信や動画収録の統括を godan 君にお願いしたうえで、自分はその経理・購買・調整や当日のスタッフ等のお手伝いにまわりつつ、法人(一般社団法人Japan Perl Association)が介在する必要がある契約や経理まわりの対応を行っていました。

それぞれのイベントの振り返りは下記でするとして、2024年の年始は既に YAPC::Hiroshima 2024 の約一ヶ月前で色々追い込み、終わった後は一息ついたものの、年度の切り替わりは法人や本業とかで色々慌ただしく、その後に大吉祥寺.pmが近づいてくる感じ。YAPC::Hiroshima 2024 が終わってしばらくすると、大吉祥寺.pmと平行して YAPC::Hakodate 2024 の準備が始まり、その間の6月に函館下見もあり、大吉祥寺.pm の開催が終わったら YAPC::Hakodate 2024 の追い込みに入っていく……という感じでした。

所属企業は Perl と直接的な関係がなく、あまり所属企業やその従業員の方々への影響は最小限となるよう、有給を使っても開催前後で3日ほどにとどめました。YAPC::Hiroshima 2024 と大吉祥寺.pmについては「業務と関係ないこと」なので、所属企業内でそのイベントの名前すら一切言わないようにしていたのですが、YAPC::Hakodate 2024 で最上位 Perl Sponsor をしていただいことには、ありがたいと同時に驚きました。

詳細は各イベント・カンファレンスの箇所で振り返りますが、聞くところによると godan 君は、これらに携わったうえで、他にもこれらに遜色ない規模のタスクが複数あったようで、頭が上がらないです。

こんなので「大変」と言っているようではまだまだ。運営慣れしてフローに落としこんで、上記で列挙した規模のイベントであれば、あまり深く考えず淡々とやっていけるくらいまでしなくてはと感じます。

「明石のいんでしょ大作戦!」聴き始め

2023年の年末から2024年の年始の帰省時に、高校時代の友人達と新年会と称して飲み会を行った時、そのうちの一人から「明石のいんでしょ大作戦!」を教えてもらいました。番組名にも名前が入っている明石英一郎さんといえば、自分の高校時代にぶっ飛んだラジオ番組のパーソナリティとして放送を繰り返していた、生ける伝説。

友人より、当時のテイストで明石さんが5時間ぶっ続け放送をしていると聞き、これは聞かねばと、radiko のエリアフリーを月額契約。それから毎週聞き続けています。久々に昭和の小中高校生のバカバカしい極みみたいなノリで大笑い。笑いは健康にもいい。少なくとも月に20時間ほど「いんでしょ」を聴いているだけで、だいたい月額費用を取り返している気分。

去りゆく行きつけの食堂、オーシャン、マハロ

2023年の振り返りを読み返すと、カフェが無くなっていくことを憂いていましたが、カフェの消滅は一巡して落ち着きを取り戻したものの、良く行っている(いた)飲食店が一気に無くなってしまいました。

カフェから少し遅れてコロナ禍の影響が出たのが飲食店かもしれません。要因を聞くと、家賃の大幅値上げという不動産業という間が一つ入った要因だったり、コロナ禍ではデリバリーでつないだものの、コロナ禍の影響が更に遅れてやってきたという印象。

3月は五反田TOCの地下1階にあった「カフェ マハロ」

4月は永田町駅近くの海運ビル地下1階にあった「永田町オーシャン」

なお、マハロは港区芝浦に新たに開店予定?、永田町オーシャンは南伊東オーシャンとして7月に名前の通り静岡県南伊東にて再オープンしています。マハロは開店の報告を聴いたら行こうと思っているのですが、既に再オープンしている南伊東オーシャンは行くだけで一日がかりになりそうで躊躇しているところ。

所属プロジェクトを転々とした、働く場所を転々とした

2023年に現在の所属企業に入社してから、入社時に既に動いていた土地仕入れ営業のための社内向けツールの保守運用や機能追加を行っていたのですが、10ヶ月ほど経過した今年の春過ぎに、土地や建物の物件管理のためのアプリケーション開発担当に回されました。まだ作っている途中で、物件の位置を表す地図を入れるのを後回しにしていてまだないのを入れてほしいという大役を仰せつかって、以前から詳しい外部の方々から推薦されていた Mapbox GL JS を満を持して導入。しかし副作用の巨大な塊と言える地図とともに、React もよくわからないままフロントエンドにぶつかっていく夏は、外が暑いだけでなく useEffect の使い方がわからず手元の MacBook Air が熱くなったり(無限ループ)、本当に大変でした。

このあたりの苦労はアドベントカレンダー記事 入社して約一年半のGISと地図技術への取り組みを振り返る #GIS – Qiita を参照ください。

10月からはまた別の社内向けツールの開発に配属され、そこでさらに地図を使ったアプリケーションに挑戦しています。過酷な夏に大体の React のフックは一度は使うことになったので、React のコアについては「こうすればよい」が大体すぐ浮かぶようになったので、夏の経験は貴重でした(自分一人で趣味開発していたならここに至るまでに諦めていた)。自分の周囲のフロントエンドまわりが当初よりコントローラブルになって自由に動けるようになったことで楽しさが増した一方、エコシステムが多すぎる割にトレンドの移り変わりが激しくて、バックエンド・サーバ側に比べてフロントエンド・クライアントまわりの学習効率は明らかに悪いなとも感じます。

今までいた会社が普通の時間の流れの会社だったからか、短い間にプロジェクトを3つ渡り歩くことは今までなかった気がします。かつ、まだ不慣れな領域での出来事。年齢的にもこういうの徐々に厳しくなるんだろうなと思いつつ、周囲の協力もあって乗り切ることができそうです。一年を振り返ると、厳しい評価を下されたことも数回ありましたが、学習曲線が上向くことを願いつつ、日々やっていくしか無さそうです。むしろ今年はイベントまわりで時間が取られたりして休日の学習時間を全然捻出できなかった(言い訳)ので、忙しくても目標を立ててそれに向かって努力する時間を捻出することを意識的にやっていかないとなぁと感じました。「楽しいだけで突き進められて時間が進むのがそれほど早く感じない」若い頃とは違うため、年齢を重ねれば重ねるほど計画的な努力は必要だなと感じました(そういうのを習慣化していなかったことは反省)。

新しい学び:R、React、GIS&地図技術

プロジェクトを渡り歩いた話、その中で色々な(自分にとって)新しい技術に触れることができた話をしました。昨年2023年から地図技術の仲間を増やすためにいろいろなイベントに参加していたことも合わせて、知識も人的交流も広がりを感じました。前述の 入社して約一年半のGISと地図技術への取り組みを振り返る #GIS – Qiita に詳しく書いているので、ぜひご一読ください。

YAPC::Hiroshima 2024

そして2月10日に広島県広島市で YAPC::Hiroshima 2024 開催。2月の出来事なのと、10月にもYAPCを開催しているので、それに上書きされている記憶もありますが、思い返すと準備が大変だった以上に、楽しかったです。冒頭の「大規模カンファレンス運営の1年、広島と函館」も参照。

広島では、会場の広島国際会議場で YouTube ライブ配信をするためインターネット回線を自前で用意する必要があったのですが、いわゆる「カンファレンス回線」とでも言いそうな、会期中の1日〜数日間のみ使ってすぐ解約する光回線を引く貴重な機会を経験しました。

東京住みの自分と東京登記の法人が広島県に光回線を引く場合も、普通にNTT西日本のウェブサイトから最初の申し込みをすることで、その後に折り返し電話がくるオペレーターの方に話をすることで話が通じて、その後の契約作業が進んでいきます。カンファレンス回線を何回も引いたことがある方に事前にどうすればよいか相談していたのですが、その相談で聞いた通りでした。注意点としては、期間縛りの原因となる一切の割引を除去すること、回線敷設場所(今回は広島国際会議場)には敷設旨共有してMDFの空きを確認してもらうことなどでしょうか。あとは使い終わったら解約を忘れずに(これはオペレーターにもお伝えしつつ、オンラインで作業します)。

その他の作業は「大規模カンファレンス運営の1年、広島と函館」に書いた通り。当日は Track C の持ち場で配信担当としてカメラと OSB Studio の監視をしていました。

参加者に近い目線で見ると、広島の現地開催に協力してくれた広島の皆さんの広島愛が溢れていたということ。特に、前々職のコロナ禍の苦しいときに godan と一緒にオンラインイベント運営に尽力してくれた chanyou が広島現地の立役者となってくれたことに本当に感謝です。

開催当日は、広島現地運営メンバーの皆さんによる広島のご当地フードが朝から夕方までひっきりなしに出てくることに広島愛を感じました。前後日はタイムラインがお好み焼きや汁なし担々麺など、広島フードで埋め尽くされるのもYAPCの醍醐味。

また広島行きたいなぁ。開催後、「落ち着いたら広島行きたい」と言っていたらどんどん落ち着かなくなっていく一年でした。

個人的に広島=ぷよぷよなので、2022年や2023年の広島訪問に続き、ぷよぷよイベント追加。

ドラクエ3の年

今年はドラゴンクエスト3の年!?

HD-2D 版のリメイクも発売されましたが、様々なことが慌ただしかったり「オクトパストラベラー2」が終わっておらずそちらを進めていたりで、発売日に購入(特典目的)したのにプレイできておらず……。年始の休暇中はスクエニのRPGを消化する予定です。余裕があれば「ロマンシング・サガ2」も……?

個人的には、5月の連休中にNHK交響楽団が交響組曲「ドラゴンクエストIII」の全曲演奏をしたのがアツかった。

【完売御礼!】「序曲のマーチ」をはじめとする「ドラゴンクエスト」の音楽が演奏されるNHK交響楽団のコンサートが、2024年5月6日(月・休)に池袋の東京芸術劇場にて開催! | ドラクエ・パラダイス(ドラパラ)ドラゴンクエスト公式サイト | SQUARE ENIX

この演奏会を知ったのが遅く、気づいた時にチケットが売り切れていたのには悔しさを感じずにはいられなかったのですが、ライブ配信をすると聞いて即購入。当日は自宅で聞き入っていました。

交響組曲「ドラゴンクエストIII」は、当時オリジナル版のドラゴンクエストIIIをプレイした後に購入して聴きまくったなぁ。このとき、まだCDプレイヤーを買う直前で、カセットテープ版を購入しました。「擦り切れるほど」聴いたが文字通りになりそうなほど。そんな記憶が思い出されました。

今だと王道のストーリー過ぎて、10代の若い人がプレイしても得られるものが少ないかもしれませんが、実際はRPGの「王道」を作ったのがドラゴンクエストIIIであるともいえます。思い出補正は多分にあるとして、良さを語り継いでいきたいなと思いました。

大吉祥寺.pm

暑い中、7月13日には吉祥寺にして大吉祥寺.pmが開催。

ひょんなことからお手伝いすることになり、godan とともに参加。

インターネット回線を用意しないものの録画はしたいとのことで、godan に YAPC での構成をカスタムしてもらい、録画収録に携わりました。

通常の吉祥寺.pm は、参加できるときに定員超えで参加できなかったりとたぶん5年くらい疎遠だったのですが、スタッフとして参加できて聴講できたことで、愛されているイベントなんだなぁと感じました。そのイベントの一端をお手伝いできたことは光栄です。

2回の YAPC とともに、大吉祥寺.pm もブログで振り返れていない……。今年は(今年も)アドベントカレンダーを書く12月まで全然アウトプットする余裕が無くて、やはり年間を通したアウトプットの少なさも反省・痛感しました。

TSKaigi 2回参加

所属企業が TypeScript を重要技術としていることで、TSKaigi に2回、5月の TSKaigi #1(東京都中野区)、11月の TSKaigi Kansai(京都府京都市)にそれぞれ参加者として参加しました 。所属企業ではそれぞれ Gold Sponsor と Platinum Sponsor としてスポンサードしています。

5月の方は所属企業のスタッフとして参加したのですが、11月は個人的に参加。GIS & 地図技術もそうですが、TypeScript でも知り合いが増えるといいな。

「型」だけでどれくらいの話題が広がるのか、当初はピンと来ていなかったのですが、聴講すると有意義な内容が多く出てくるので、自分もどこかでトークしたいなと感じました。前哨戦ではないですが、12月アドベントカレンダーにて 正規表現の名前付きキャプチャに型を導入する試みで考えたこと #JavaScript – Qiita を書いてみました。

TSKaigi は年2回開催を目標としているようで、次回は2025年5月に東京都の神田での開催が決まっているそうです。自分も YAPC で年2回の運営側での参加をして色々大変だったので、運営の方々はアグレッシブだなぁと感じています。

飲み会のレンタルスペース化

物価高の高騰、コロナ禍が終わって人流が戻ってきたものの飲食店は2019年までの水準に戻りきっていないこともあり、価格・予約・快適さ等でレンタルスペースを借りてフードやドリンクを持ち込む飲み会を、「飲み友達」といった近い間柄で何回かやって快適でした。

安いレンタルスペースを選べば、トータルで全然安かったりも。なにより自分達以外がいないので、静かで語り合えるのは快適です。

忘年会とか自分が幹事となって予約とかを取り仕切るのですが、会社の同僚との飲み会とかでもレンタルスペースを活用した飲み会を企画してみたいです。

YAPC::Hakodate 2024

10月5日に YAPC::Hakodate 2024 を開催。広島が終わって、吉祥寺を進めつつ同時並行で函館にも携わっていた、カンファレンス運営な一年の中心となったイベントです。

広島現地メンバーの広島愛の話をしましたが、函館に関しても同様。特に運営委員長として采配を振るっていただいた ytnobody さんの函館愛がすごい。

今回はライブ配信をせず、大吉祥寺.pm 同様の録画収録でした。YAPC::Kyoto 2023 と YAPC::Hiroshima 2024 では持ち場でずっと緊張していたのですが、YAPC::Hakodate 2024 ではほんの少しは余裕が出て、休憩時間に食堂に繰り出して来場者の方々とお話したりできました。

今までの京都や広島では当日撤収が必達だったため、機材をまとめる必要がある配信チームは懇親会に到着するのは懇親会終了近くだったのですが、今回の函館では会場の公立はこだて未来大学を開催翌日も余裕を持って借りることができたので、当日夜は作業部屋に機材を集めた後、すぐに懇親会会場に駆けつけることができました。来場者の皆さんと挨拶したり、今まで以上に楽しめたのが函館でした。

あと、スタンプラリーの景品として配られた函館千秋庵総本家の元祖山親爺が好評だったのが嬉しかったです。あれセレクションしたの私!

山親爺セレクション秘話とか、こちらもブログを書いて振り返りしたいですね!書かねば……!

来年2025年はどうなる!?

2024年はカンファレンス3本立てに加えて、GISイベント等の通常参加者としての参加、TSKaigi × 2、社内でも勉強会の立ち上げなどを行いました。

なんだかんだイベントづくしだったなぁと思いつつ、そのしわ寄せか例年のPerl入学式活動が疎かになった一年でした。イベントづくしのほか、私を始めとしたコアサポーターの公私共々目まぐるしい変化があったことも活動停滞の要因。年度内にはなにかやりたいと思っているので、残り3ヶ月ご期待ください。

2025年のカンファレンス運営は、今のところ夏か秋頃(?)に予定されている YAPC::Fukuoka 2025 のみです。本業の方の GIS & 地図やフロントエンド技術のキャッチアップも軌道に乗ってきたら、次の研鑽フェーズに入ったり、トークや記事等のアウトプットを増やしていきたいなと感じています。そのためには目標を立てて継続計画立案ですね。

計画第一で幸福を掴みにいく、2025年はそんな一年にしていきたいです。

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