日別アーカイブ: 2012年6月26日

今年も胃腸炎で苦しんだ

こんにちは、いつも病弱で困っている おがた です。

突然ですが、Twitterによってもたらされた大きな情報として何だと思いますか。私は「世の中こんなに腹痛を持っている人がいる」ということを知ったことでした。フォロワーが100人以上いれば、たびたび「腹痛」「#ponponpain」などとつぶやいている人を発見することでしょう。

私も小さい頃から腹痛持ちで、普段から腹が緩いことはもう気にしていない(暴飲暴食を避けたり整腸剤を服用している程度)のですが、これが一歩進むんで病名が付く病気となると大違い。医者によると「ウィルス性胃腸炎」に罹ってしまいました。

2012年6月2日の土曜日。二週間に一回の睡眠導入剤などを処方してもらった帰り、昼食を食べた後すぐから腹痛がしてきました。いつものことだと気にしていなかったのですが、その腹痛の猛威は普段以上なのは明らか。その日の夜に飲み会の予定があったので、自宅のトイレに予想外にこもって遅刻しつつも、その日は飲み会に行きました。飲み会中は一時的に腹痛は収まった感じでしたが、帰宅してから猛烈な腹痛が続く…。横になっていると多少は楽なのでベッドに横たわるしかないわけですが、結局トイレとベッドの往復を日曜日月曜日と続けて、会社を休んで火曜日に「これはいつもの腹痛ではない」と危機感を感じて自宅の一番近くの病院に行くことにしました。そこで診断された病名が「ウィルス性胃腸炎」

私は偏執的なライフロガーなので、普段食べるものの写真を撮ったり、入った外食店はfoursquareでチェックインしています。なので、何を食べたかという記録を遡るのは簡単なのですが、今回は原因となるような(例えば生ものとか)ものが全くわからない。医者によると「胃腸炎には食事以外の感染経路もある」とのことで、公共のモノを触れた手を洗わず口に付けたりすると病原菌やウィルスが感染してしまうこともあるようです。手洗いは本当に大切ですね。

実は昨年2011年の5月にも「ウィルス性胃腸炎」に罹ったことがあり、その時は2日前に立ち飲み屋で鳥刺しを食べていたのが明らかな原因でした。納得がいなかったのは、その場で一緒に鳥刺しを食べた自分以外の誰も胃腸炎にならなかったことでしょうか(笑)。大体ウィルス性胃腸炎の潜伏期間は2日とのことで、これ以外の原因は無いと断定できるほどでした。鳥刺しを食べたのは、そこに出てきてみんなが自然に食べているので別に何も気にせず食べた以外の理由はありませんでした。

ユッケやレバ刺し等の生肉の規制が話題になる昨今ですが、私はそれを食べるのは自己責任だとは思いつつ、自分はもう絶対に食べないし、子供や老人や私のような腹の弱い人に説明無しに食べさせるのは無しだなという立場です。生肉は自分は食べない立場でも、これが生魚とか生卵に波及してくるのは嫌じゃないですか。魚の刺身が食べられなくなったら人生の楽しみが半減です。

もともと腹が弱い自分。結局3週間くらい会社を休むことになり、自宅で静養するしかありませんでした。罹患してから2週間くらい経って、薬のおかげで腹の調子が上向いた時を見計らって会社に行くも、完全復帰するまで相当な時間がかかっています。昨年もそうだったなと思い返しました。

胃腸炎と一口に言いますが、結局、感染経路が食事であることが明らかであれば胃腸炎は食中毒と同じ意味なんですよね。食中毒と聞くと非常に物騒な響きですが、そんなのに二年連続でなってしまうとは…。これからは食事には細心の注意をするとともに、帰宅時の手洗いは絶対に欠かさないようにしようと心に誓った次第です。

実際、医者を始めとした色々な人に聞いたところによると、胃腸炎等の下痢時に避けたほうが良い物の例は

  • 牛乳
  • 炭酸飲料
  • アルコール類
  • 塩分・香辛料の強い食品
  • 食物繊維の多い食品・生野菜など

だそうです。油や刺激物や消化に負担があるものがダメなんですね。自覚症状が出た日に、事前に予定されていた飲み会に行ったことは医者にも咎められました。でも普段から腹が緩いんだから、そんなの気にしていたら飲みに行けないじゃん!とは思いましたが…。

逆に、胃腸炎等の下痢時によい食べ物の例は

  • うどん
  • おかゆ
  • とうふ
  • 軟らかくゆでた野菜
  • バナナ
  • スポーツドリンク

だそうです。私は自炊を一切せず普段コンビニ生活の人間なので、うどんととうふを買って毎日食べていました。でも、そんなので栄養が付くわけがない。起き上がるだけで本当に大変なほど体力が落ちてしまいました。今では胃腸炎の腹痛はすっかり治まりましたが、落ちた体力の回復までは至っていません。そして睡眠リズムは乱されたままです。

後は脱水症状にならないように水の摂取は欠かさなかったのですが、水ばかり飲むのも問題だと後で指摘されました。塩分等の電解質が摂取されず排泄される一方だからだそう。そういう時はスポーツドリンクを飲むと良いそうです。私はスポーツドリンクの味が大嫌いなのですが、そういう時は仕方がないとして飲むしかないのかなと思いました。

うどんととうふだけの生活で落ちた体力を取り戻すため栄養摂取のために野菜ジュースを時々飲んでいたのですが、野菜ジュースもダメだと二軒目に行った(症状が治まらず悪化の一途をたどって我慢の限界だったときに一軒目の医者が休みだったので)医者に言われてしまいました。「軟らかくゆでた野菜」と同じだろうと思っていたのですが、結局繊維質なものが残っているのが野菜ジュースだということです。知っている人に言わせれば「バカか」と言われそうですが、そんなの分からんって…。

冒頭で睡眠導入剤を処方…というように、もともと睡眠リズムもまるで上手くいっていない私ですが、胃腸炎で数週間昼夜関係無くトイレとベッドの往復を余儀なくされたおかげで、睡眠リズムもすっかりズタズタに崩れてしまいました。これもまた昨年も同じだったなぁ…。睡眠リズムは5月末から調子が良くなかったのですが、6月2日の胃腸炎発症でトドメをさされた感じですね。

結局ほぼ一ヶ月まともな活動ができなかったような気がします。会社にも途切れ途切れにしか行けない、書きたいブログエントリも書けない、書きたいプログラムも書けない…といった状況でした。今ようやく胃腸炎から脱し、こんなエッセーブログ記事が書けるようになった、そんな状態です。

腹痛も無くなり、後は失われた体力を取り戻して睡眠リズムを整えるだけです。「失われた6月」を少しでも取り戻すために、6月残りの一週間弱を仕事とプライベートの生産的な活動に当てたいと思います。色々とご迷惑やご心配をおかけした皆様にお詫びとお礼を申し上げます。