MopedがWunderlistに買収され、そしてRemember the Milkの今

MopedがWunderlistに買収され、そしてRemember the Milkの今#interest_aeおがた (@xtetsuji) です。タスク管理、悩みますね。

タイトルの通りなのですが、Mopedというサービスを運営している会社が、最近勢いがあってユーザが増加しているWunderlistというタスク管理ツールを運営しているベルリンの会社6Wunderkinderに買収されました。

Mopedというサービスそのものを知らない人がほとんどだと思うので説明しますが、ざっくりと説明すると「Twitterの返信メンションだけがある」ようなサービスでした。公開ではあるものの二者間での会話が出来て、アプリでプッシュができるもの。

Moped Top

…はい、使い道が分かりませんね…。Twitterでいいじゃん感満点です。

そしてMopedが買収されたことで、Mopedのサービス自体が2013年12月31日にサービス終了することがアナウンスされました

対して、Wunderlistは、今最も元気があるタスク管理ツールのひとつ。美しいデザインのウェブアプリや各種OSのネイティブアプリが使い勝手が良く高速で、しかもフリーミアムで、大抵の場合は無料で使えます。

タスク管理ツールといえば、一時期は「Remember the Milk(RTM)」が標準的サービスでしたが、ウェブインターフェースはここ数年進化せずAjax黎明期のような古風なサービスに成り下がり、使い勝手が少々良いiOS/Androidアプリは年間数十ドルを払わないと使えないというハードルの高さ。Remember the MilkはWunderlistよりある場面で高度な情報を格納できるという優位性もありますが、機能全般を見ると完全に出遅れていて、開発リソースが枯渇しているんだなという印象を外部からも受けます。一時期Google Closure Libraryの”Ninja”を募集していたのですが、その後どうなったのやら…。Remember the Milkがサポートしていなくて致命的な「サブタスク」は一向にサポートされる気配がないにも関わらず、Wunderlistは最初からサポートしているところもWunderlistの優位性の一つでしょう。Wunderlistの使い方さえ工夫すれば、よほどRemember the Milkで特殊なタスク運用をしている人でない限り、Remember the Milkで出来ることはWunderlistで十分まかなえるでしょう。

今回、WunderlistがMopedを買収したことで、プッシュ通知や複数人タスク管理などの機能を充実してくるのではないかと私は予想しています。単に中の開発者が欲しかっただけというありがちな買収理由も考えられますが、もしMopedのノウハウが転用されるのであれば、そういったところかなと想像します。今後のWunderlistにも期待ですね。

私はRemember the Milkにロックインされてしまっていて、まだWunderlistに移行出来ていない人ですが、近日中にRemember the Milkのエクスポートプログラムを書いてWunderlistに移行したいと考えている一人です。続報あればお知らせします。

  • 2014/04/20 追記: 最近ではRemeber the Milkにしかない「Smart Add」がWunderlistにないことに不満で、RTMのままで良い、Wunderlistはサブ用途で良いとすら思い始めています。ただ、スマートフォンで公式アプリもウェブアプリも使えないのが痛い。そこだけですね。

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