xtetsuji) です。
おがた (@今回の記事は、ちょっと「気がついたから考えてみた系」のただのエッセーです。
Twitterにはツイートの「お気に入り」という機能があります。よく「ふぁぼ」とか言われるものです。ここではRTのように、Favということにします。
「あとで読む」はもう読まない
Favは「あとで読む」的な意味合いもあるとは思うんですが、世の中「あとで読む」とタグ付けされたものは、大抵あとで読まれないという法則があります。
自分も大量のブックマークをDeliciousに投稿したりしていますが、「あとで読む」というタグ付けは使わないようにしています。逆に「何度も読みたい」というタグ付けにして、一度は必ず目を通す、目を通すまでブラウザのタブは閉じないようにするという流れにしています。そういうようなタグ付けの工夫をすることによって、Deliciousブックマークの内容をあとで活用できることが多くなってきました。Delicious側が過去ブックマークの表示機能を高速化したというのも大きいです。使いやすい。
TwitterのFavも、この「あとで読む」的意味合いが多少なりともあると思います。もちろん、Fav結果がツイート主などにも伝わるのでそのツイートへの同意を示す意味合いや承認的意味合いもあるでしょう。ただ、このFav、あとで見返すことができるようになっているのに、しないのはもったいないなと感じた次第です。Deliciousブックマークの振り返り運用が最近うまくいっているからこそ思ったことなのかもしれません。
サードパーティのTwitterクライアントでは既に全てのFavをたどれないかもしれません。その場合はTwitterの公式クライアントか公式ウェブを使えば、少なくとも1000ツイートFav程度ならたどることができます。この理由は後述。
Favより自分の手法でメモしておいたほうがあとで検索できる
自分の場合、メモっておきたいツイートは自分専用のプログラムで自分用IRCチャンネルに投稿してIRCボットにログを取ってもらうようして (簡単なコンセプトは以前トークした「クリップボード監視と外部コマンド実行 #chibapm」のスライドを参照) います。ボタンひとつでログファイルに残るので、便利でガンガン使っています。ログファイルの検索も簡単なので、あとで「あのツイート、コピーしておいたけどなんだったけなー」といった時にも役立ちます。
TwitterのFavツイートは事実上あとで検索できないし、自分で書いたプログラムで回収しようとしてもTwitter API1.1のレートリミットの制限で指定時間内に数百ツイートしか回収できないようで、自分がFavするツイートは「これぞ」といったもののみに最近はしています。Tweetbot for iOSというクライアントでも2012年くらいのツイートまでしかたどれませんでした。これはTwitterクライアントが悪いわけではなく、Twitter社の提供するTwitter API1.1での制限です。
気になったツイートのロギング手法については、こんどいくつか解説してみたいと思います。
というわけで、私のFavには特別な思いがこもったものが多いのですが、それを振り返ってみようとして気づいたことを書いてみたいと思います。実際にツイートを列挙して振り返るのは今度にしようと思います。
Twitterを始めたきっかけ
Twitterは2006年頃からあるサービスですが、当時ブログや公での発言にあまり積極的でなかった私は「マイクロブログ」と称していたTwitterに対しては距離を置いていました。
ただ、2008年頃からジワジワとTwitterは日本でも影響力を増していきます。2009年9月のYAPC::Asia TokyoではTwitterを主要な連絡手段にするというアナウンスがあって、そこで半ば負けた気持ちでTwitterに登録したのが2009年9月9日でした。
最初のツイート。敗北を認めた感じが伝わってきます。当時は2008年くらいまで多忙を極めていて、ネットのトレンドなどが追えていなかったことがあって、Twitterは流行らず消えると考えていたり、とにかく勘が鈍っていたような気がします。
登録してみた。負けた気がすごいする(笑
— OGATA Tetsuji (@xtetsuji) September 8, 2009
その後、試行錯誤しながらツイートしていきますが、Twitterの楽しさというか活用法も分かってきて、同報通信的用途や自分のライフログ的用途に活用していくようになります。特に2011年3月の東日本大震災前後でTwitterの活用が広がっていったり変化していったような気がします。
他のブログ記事でも書きましたが、2011年からは勉強会でトークするようになったり、ブログを開設したり、対外的な発言も積極的に行うようになって、Twitterとの連動も広がっていきました。
震災に対外的活動デビューにと、2011年は節目の年でした。
Favを振り返って分かったこと
2009年9月9日から2014年3月16日までの間に、私のFavツイートは1000ちょっとあるようです。https://twitter.com/xtetsuji/favorites にアクセスして、たどれる最初のFavまでたどって、Chromeのデベロッパーコンソールで document.getElementsByClassName(“tweet-text”).length を打った結果です。最初はよく分からずブックマーク代わり程度にFavを使っていたので、厳選してこの数というわけではないです。
とはいえ、Twitterのウェブインターフェースでは、たどれるFavの数に制限は無さそう(3200制限はあるかもしれない)なんですが、どうも2012年11月4日以前のツイートのFavの取り消しができないっぽい。もしかしたら私だけの現象かもしれませんが、Twitterは定期的に仕様を変えてきているので、何らかの要因はあるのかもしれません。特定の人にだけ起こる不具合というのもTwitterにはあって、それを踏んでいるのかもしれません。
当時はフィードリーダーの代わりにTwitterのURL付き投稿をブックマーク感覚でFavしていたのですが、あとで検索できないということもあって、このフィードリーダーのブックマークがわりとしてFavを使うのは、本当に大切なFavツイートを見返せないから良くないなと今になって追っている次第です。
次回は
実際に同感して付けたFavツイートを振り返って、当時または今の自分がどう考えるか、時間を見つけて少しずつ振り返ってみたいと思います。