良い睡眠習慣の今昔

良い睡眠習慣の今昔#interest_aeおがた (@xtetsuji) です。タイトル通りですが、今回は睡眠についてのエッセー。

私自身も不眠体質なこともあり、一時期は睡眠導入剤を服用したり、もともと子供の頃は結構な夜更かしだったり、社会人になってからは仕事の都合で徹夜も幾度かしていました。

タイトルの通りなんですが、最近は夜更かしや徹夜は可能な限りすべきじゃないなって思っています。一般的に自分も歳を取ったからからかなとも思いますし、若い頃は夜更かしや徹夜に耐えられるだけの体力があったということもあるんでしょうね。

昔から睡眠というものそのものに興味があって色々と調べたりしていたのですが、時代とともに睡眠に対する論説が少しずつ変わってきている印象があります。徐々に医学的な研究が進んできていることもあるのでしょう。

一応お約束ですが、私は医療関係者ではないのでこの記事には医学的裏付けがありません。参考にして何か問題があっても責任は持てませんのでご了承ください。

一昔前の睡眠論説

もともと電灯などがなかったり高価だったりした時代は、日が落ちて暗くなったら眠るし、日が昇って明るくなったら起きるということを普通に行っていたので、医学的にも民間的にも睡眠について多く語られだしたのは、電灯などが一般に普及して24時間社会であったり夜更かしの文化が生まれた高度経済成長期以降で、それまでは睡眠時間が何時間とかそういうことを語ることはあまりなかったのでしょう。

自分の子供の頃から2000年台まで考えると、以下の様な睡眠論説が多かったように思えます。

20年くらい前の昭和の頃は「適正睡眠時間6時間」というキーワードが踊りました。睡眠といえば6時間というほど、6時間は定型句だったように思えます。

  • 子供に対しては早寝早起きを励行、成長のため子供は大人より長く眠らなくてはならない
  • 適正な睡眠時間は6時間
  • 睡眠リズムは1時間30分
  • 睡眠がどうして必要かという科学的な裏付けの説明がされることは少ない

それから少し状況が変わってきて、一時期は不況を脱するために働かなくてはならないとか、睡眠を削って自己研鑽するというような「短眠指南」「睡眠時間4時間法」といったものが相当多く出回った印象です。ビジネスマンにとっての睡眠は、自分の時間を減らす無駄なものとして語られることが多くなった印象。

  • 睡眠時間を削ることで自分の時間を作るといった論説が広まる
  • 睡眠時間を4時間まで削ることができるといった、いわゆる非専門家による短眠指南書のブーム

この短眠指南書の躍進には、ナポレオンだったりといった歴史的に短眠だった偉人を引き合いにしたものも多かった印象があります。この手の書籍はビジネス書が大勢を占めていて、書いている人も睡眠を専門とする医学従事者ではないことがほとんどでした。一部の睡眠医学の研究家はこの手の書籍を批判したりしていましたが、声が大きくなかった印象 (非科学的な民間論説に関わるべきではないという学者体質もあるのかもしれません)。

今の睡眠論説

今は2014年ですが、ここ2〜3年の睡眠論説はだいたいこんな感じに落ち着いてきた感があります。

  • 適正な睡眠時間は7時間から8時間だというと統計的主張がほぼ優勢
  • 間を取って7時間30分睡眠ということも言われるが、睡眠リズムが1時間30分であることはあまり取り上げられなくなった (この1時間30分説が前述の睡眠時間6時間説の補強となっていた部分もある)
  • 先天的に稀な短眠者と呼ばれる一部の人以外は、後天的に適正睡眠時間を短くすることは不可能だとし、睡眠学者による民間の短眠指南書を一刀両断する風潮になる
  • 身体の中の化学物質などによる睡眠の医学的裏付けが進んだものの、なぜ睡眠を取らないといけないのかといった根本的命題については今も解決されていないらしく、そこについて詳しく言及されないことが多い (栄養を取らないと死ぬ事は医学的に明瞭に説明できても、睡眠を取らないと死ぬ事は医学的に明瞭に説明できない) が、それでも医学的裏付けは一昔前よりもずっとできている

しかもこれらは以前の短眠指南書ブームの時とは違い、睡眠医学の専門家から独立に発表されたことをニュースや記事にしたものが多く、以前よりも信ぴょう性はあると感じます。

また歴史的にも、ナポレオンの短眠説を否定する論説もあったり、歴史の偉人が決して恵まれた短眠者だったわけでもないらしいということが明らかになったことも追い風になったと思います。ビジネス書がばらまいた短眠指南書ですが、現代成功しているビジネスマンのほうが蓋を開けてみたら7時間や8時間眠っている事実が結構あって、そういう情報が普及するにつれ短眠指南書ブームが去っていったように思えます。

これからの睡眠論説の予想

あくまで門外漢の私の予想でしかないですが、2015年以降数年は以下のように変遷していくのではないかなと思っています。未来を予想してみることは重要。

  • 理想的な大人の睡眠時間と言われた7時間から8時間説はほぼ揺らぐことはない (相当な統計的事実が積み重なった結果なので) ので、これに従っておくことは有意義
  • 「深い眠り」「浅い眠り」というものがもっと民間でも掘り下げられ、睡眠リズム1時間30分説よりももっと詳細な「良い眠りを取るための追求」が行われる
  • 大昔から行われてきた朝起きて夜眠る人間の自然のスタイルが身体にとって最も良いことが、統計的事実や医学的理論でさらに補強されていく
  • AppleやGoogleによるスマートフォンとヘルスケアのエコシステムが確立して、睡眠を計測する機器が今よりもずっと浸透して、それを利用した新たな良い方向の民間の睡眠指南が生まれる
  • 「なぜ短期的に一定期間全く眠らないと死んでしまうのか」といった類の睡眠の完全に未解明な事柄が医学によって徐々に明らかになっていく
  • 夜勤などといった一時的に不定期な仕事をしなければならない人のために、それらの人の身体的負担を減らす医学的技術が開発され、それは時差ボケといった問題にも応用されていく
  • 少子高齢化・人口減少時代で、24時間営業であったり深夜営業といった形態の店が減ってきて、ほんの少しであるが夜遅くまで現代人が起きている理由が減ってくる。それは海外で行われている無理をしない持続的成長でもあり、高度経済成長期以前の見直しでもある

もっと想像は膨らみますが、今も実現しつつあることなどから推察すると、今後数年で上記のような方向に進んでいくようにも思えますし、そうなるといいなという希望的観測でした。

昨日はレイトショーを観に行って夜更かしをしたら、今日は夕方まで眠気が晴れず大変でした。やはり不規則な睡眠生活は良くないなと思っていたら、左手の手首につけている UP24 by Jawbone が「今日は1時15分までに就寝するように」とiPhoneを通じて私にアドバイスをくれました。今後は、よりスマートフォンなどのデバイスや他の機器と密に連携したヘルスケアデバイスが出てきて、我々を健康な睡眠に導いてくれるのではないでしょうか。今日からはまた早寝をして明日に備えます。

UP24は半年近く使ってだいぶ使用感がわかってきたので別記事を書こうと思っています。

UP24は色だけでなく腕につけるサイズが3種類ありますので、買う前に事前調査をしてみてください。不安であればアップルストア等で店頭販売されているので、それを手にとって見るのもよいかもしれません。

参考リンク:

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