おがた (@xtetsuji) です。
ピクセラの専用チューナーのテレビ放送を Mac で試聴する StationTV for Mac を使っているのですが、時々「画面キャプチャアプリケーションの起動を検出…」と言われて起動しないことがあります。
おがた (@xtetsuji) です。
ピクセラの専用チューナーのテレビ放送を Mac で試聴する StationTV for Mac を使っているのですが、時々「画面キャプチャアプリケーションの起動を検出…」と言われて起動しないことがあります。
仕事と個人で合計MacBook Air 3台に囲まれている おがた (@xtetsuji) です。
最近は複数のMacBook Airに囲まれている生活をしているのですが、現状バッテリーは自宅も会社も一つしかコンセントに繋いでいないという状況でなんとかなっています。ひとえにMacBook Airのバッテリーが持つから。一方の充電が完了したら、もう一方に充電ケーブルをつなぎ替えるだけで良いんです。当然ながら製品購入時に付いてくるものや予備で買ったものも含めて、ACアダプタは複数持ってはいますが、電源を挿す口が近くに足りていなかったり、会社に予備を置くのが面倒とか、そんな背景があります。
とはいえズボラな性格なので、こっちのバッテリーに充電してそのまま放置していたら、あっちのバッテリー残量がピンチということも結構あります。そこでMacBook Airのバッテリー残量を定期的に監視して、必要に応じて手元のiPhoneにプッシュ通知してくれるプログラムが欲しいと思って、思うままにサッと書いてみました。それが思いのほか便利だったので、せっかくなのでブログでご紹介してみようと思って記事を書いてみた次第です。
必要なのはPerlです。できればシステムPerlではなくユーザPerlが良いでしょう。モジュールはコアモジュール以外ではAnyEvent、Cocoa::Growl (存在する場合) 、WebService::ImKayac::Simple に依存します。Cocoa::GrowlはMacにしか対応していないし、WebService::ImKayac::Simple は最近登場したモジュールなので、Debian/Ubuntu のパッケージにもなっていません。そういうことを考えるとやはりユーザPerlを作る必要がありますが、そのあたりはPerlbrewやplenvの記事に譲りたいと思います。
やっていること自体は単純なので、最近のPerlのコアのみでも、もしくはシェルスクリプトでも頑張れば書くことはできると思います。
デーモン化とかは全然考えていないプログラムで、”&” でバックグラウンドに回して使う系のコマンドです。個人ユースのプログラムは面倒なので無闇にデーモン化しないというのが個人的な趣味なだけです。デーモン化が好きな方はApp::Daemonなどを使って改造していただくか、nohup や disown などを使ってください。詳細はプログラム内のPODを見てみてください。
標準ではホームディレクトリに WebService::ImKayac::Simple の設定ファイルが “.imkayac.yml” という名前で存在する必要があります。当然ながらiPhoneでImKayacのアプリをダウンロードして登録している必要があります。設定ファイルの書式は WebService::ImKayac::Simple のドキュメントを参考にして下さい。
上記のようなお膳立てでバックグランドジョブとして起動すると、バッテリー残量を10分おきにウォッチして、20% 50% 80% を上回ったり下回ったりした場合にImKayacで通知を送信します。また現在のバージョンでは、Cocoa::GrowlがインストールされていればGrowlでの通知も行い、要らないかもしれませんがお節介にも標準出力にも出してくれます。また充電が100%になったときに満充電になったこともお知らせしてくれます。監視のインターバルやバッテリー残量のしきい値の数々は、コマンドライン引数で変更可能です。詳細はプログラム内ドキュメントを参照してください。
こんな感じで通知が来ます。便利。
適切なGitHubのリポジトリがあれば入れようかと思ったんですが、どこに入れてよいかわからない書き捨てプログラムとなってしまったので、とりあえず現状のものを $VERSION = “0.01” としてGistに貼りました。
Linuxラップトップでも acpi コマンドでバッテリー残量を取得することが可能なので、それにも対応してみたつもりですが、現状Linuxラップトップが手元になかったので、この部分のコードはテストしていません。レポートお待ちしています。
まだ作りたてなので、色々と不具合のようなものがあるでしょう。レポートお待ちしています。
適切なリポジトリやパッケージ化の続報があれば、随時追記しています。要望ありましたら、Twitter @xtetsuji などにお気軽にお知らせください。
おがた (@xtetsuji) です。
2014年4月、個人でも会社でも「MacBook Air 13インチ 2013年モデル」を使っています。中のSSDのサイズが違うくらいで、あとはほとんど同じスペック。2014年1月に会社で使いたい機種を選ばせてもらえることになったとき、個人で使っているものと違うのがいいかなぁと一瞬思ったけど、まぁ同じ方が色々と無難かなと思った結果です。個人で買ったのは2013年6月、発売すぐです。
とはいえ最近気づいたのですが、会社で2台並べてみると、ディスプレイの色合いがぜんぜん違う。最初は会社のMacBook Airは外部ディスプレイに接続しているからカラープロファイルが違うのかなとか適当なことを思っていたのですが、個人で使っているMacBook Airの色合いの悪さが日に日に気になっていたので検索してみたら、見事にそういう記事がありました。
この記事は2012年モデルについての解説ですが、2013年モデルでも同様です。
ターミナルで以下のコマンドを実行すると、ディスプレイの製造メーカーが分かります。
ioreg -lw0 | grep IODisplayEDID | sed "/[^<]*</s///" | xxd -p -r | strings -6
もし「stringsコマンドが無い」といったメッセージが出てXcodeを入れるのに抵抗のある方は、システムに標準で入っている perl が使えます (2014/04/09 追記)。
ioreg -lw0 | grep IODisplayEDID | sed "/[^<]*</s///" | xxd -p -r | perl -E '$str = do { local $/; <>; }; say for $str =~/([x20-x6f]{6,})/g'
stringsコマンドはXcode Command Line Toolsが必要なようです。
出力される結果は以下のパターンがあります。
自分個人のMacBook Airで実行したら以下の結果になりました。
LP133WP1-TJA7 Color LCD
見事にハズレorz。
会社のディスプレイは以下の結果になりました。
LSN133BT01A02 Color LCD
Sumsung製。やはり発色が良いのはこの違いだったか…。
具体的に言うと、LG製のディスプレイは白も黒もしまりがない感じになります。Sumsung製のディスプレイを見慣れると、薄ぼけた感じになるというか…。
ありがたい事に、LG製のハズレのディスプレイの発色をマトモにする方法があるということで、早速やってみました。
以下の方法はLG製のハズレのディスプレイへの方法です。他のアタリのディスプレイに施す必要はありません。逆に色が濃くなりすぎて見づらくなるのでやめたほうがよいでしょう。
認証ダイアログが出た場合には「認証」を押して、管理者パスワードを入れて進めましょう。
これでLGのハズレディスプレイでも色鮮やかなMacBook Air 13インチ 2013年モデルになりました。Sumsung製のディスプレイと並べても遜色の無い色合いになりました。
AppleがSumsungと喧嘩をしていることは有名で、今後はSumsung製ディスプレイの供給は減っていくのかもしれませんが、そこのところどうなんだろう…。
LGといえばNexus 5を作ったところとして記憶に新しいです。ただ、Nexus 5 の液晶ディスプレイには特に不満を覚えないのですが、これはLGが製造していないということなんでしょうか。それとも比較対象が無いから分からないだけとか?
その他にも、検索をしてみると世界中で話題になっているようです。
比較対象が無くて、特にLG製でもいいやと思っているMacBook Airユーザの方、面倒がらずにカラープロファイルを入れ替えてみたら、見違えるほどMacBook Airの向こうに広がる世界が良くなりますよ。
おがた (@xtetsuji) です。
ずいぶん以前に、iPhoneやiPadでフルセグが観られる「SoftBank SELECTION デジタルTVチューナー SB-TV02-WFPL」というものを買って、iPhoneやiPadでフルセグを観ていました。iOSでの視聴は問題無く、それだけでもそこそこ重宝するものでした。
私は普段はMacBook Airを使っているので、これがMacでも使えると聞いて、2000円の追加出費をしてソフトウェア「Station TV i for Mac」を買いました。iPhone/iPadアプリは無料だというのに…。
その時はAmazonダウンロード販売を利用して購入しましたが、結果的にソフトウェアを起動してもEPG番組情報を取れるところまで進むものの黒い画面のまま画面も映らないし音も出ないという状況が続いていました。
もともと Station TV i for Mac は、画面キャプチャ能力を持っているアプリが起動していると、起動すらできないという厳しすぎる制限があって、Evernoteすら終了させないと起動すらできないというソフトウェアです。Evernoteに画面キャプチャ能力があるのかすらよく知らないのですが、とりあえずStation TV i for Macが起動できるところまで、普段常駐しているソフトウェアを終了させても、黒い画面のままという状態は脱することができませんでした。
サポートに電話してもそういう症状は無いらしく、諦めてiPhone/iPadのみで使っていましたが、今日古いMacBook Airを出してきて、ふとStation TV i for Macを起動させたら、なんと長い時を経て動いたのです。もしやと問題の切り分けをしていたら意外なことが分かりました。
私は自分のMacBook Airからは自宅サーバにSSHをして使っていて、自宅サーバで8080番ポートで待ち受けているのSquid HTTPプロキシサーバへ SSH の ~/.ssh/config で「LocalForward 8080:localhost:8080」という設定を入れていました。つまり手元の8080番のTCPポートが自宅サーバのSquidの8080番ポートに繋がっている状態、手元の8080番ポートがHTTPプロキシサーバに見える状態になっていたのです。
この設定をオフにして新しいMacBook AirでStation TV i for Macを起動させてみると、なんと画面が映るではありませんか。
「起動時に手元にHTTPプロキシサーバが起動しているかポートスキャンしているのか?」と新たな謎仕様を疑ったりしたのですが、ローカルの8080番ポートにLocalForwardしている設定を試しに1080番ポートにしてStation TV i for Macを起動して、sshとStation TV i for Macを再起動してみても映るではありませんか。よく分かりませんが、Station TV i for Macは、起動したマシンの8080番ポートを見て、開いている(もしくは開いていてそれがHTTPプロキシサーバのポートである)ことを確認すると、映像も音も出さないらしいということが分かりました。
自宅限定ではありますが、普段使いのMacBook Airでフルセグが観られるようになって、ようやく快適になりました。
録画対応のマシンも今ではだいぶ安くなりました。欲しい。
おがた (@xtetsuji) です。
Mac OS X 版の日本語「Googleドライブ」アプリを入れると、ホームディレクトリに「Google ドライブ」という名前のディレクトリが作られて、特にコマンドラインで扱いづらいので名前を変更したいんだけど…という話です。
$ cd ~/Library/Application Support/Google/Drive/
ls をすると
$ ls CrashReports/ snapshot.db-shm FinderExt.bundle/ snapshot.db-wal cacerts sync_config.db cloud_graph/ sync_config.db-shm lockfile sync_config.db-wal mach_inject_bundle_stub.bundle/ sync_log.log snapshot.db
といった感じ。今回は設定が入った sync_config.db が主役です。
$ cp sync_config.db sync_config.db.bak
sqlite3コマンドを使って設定情報をUPDATEします。今回はホームディレクトリ直下に “Google Drive” というディレクトリとすることにしましょう。
Googleドライブアプリをいったん終了させて、以下のように
$ sqlite3 sync_config.db "UPDATE data SET data_value='$HOME/Google Drive' WHERE entry_key='local_sync_root_path'"
とコマンド入力をすれば良いです。date_value= 部分を適宜書き換えればOK。
実際のディレクトリ名の変更も忘れずに。Googleドライブアプリを終了したあと
$ cd $ mv "Google ドライブ" "Google Drive"
を実行してリネーム(Finderでやってもいいです)。そしてアプリを再度起動するとよいでしょう。
エラー「Googleドライブ フォルダが見つからないため…」が出た場合は設定が間違っている可能性があるので、バックアップを戻してもう一度精査してください。
設定は自己責任でお願いいたします。
今回は「Google ドライブ」アプリ バージョン 1.8.4357.4863 で検証しました。
結局Googleドライブアプリはアンインストールしてしまいました。どうも馴染めなかった。どうせGoogleドライブ特有のファイルをダブルクリックしたらブラウザに飛ばされるのであれば、最初からGoogleドライブのトップ画面にブラウザで飛んだほうが便利だし、ブラウザ上ではドラッグアンドドロップでアップロードとかが出来るので、特にブラウザで不便を感じないというのもありました。
同期系のストレージであればDropboxが、WebDAV系ストレージであればBox.comがあるので、ひとまずGoogleドライブはそれらとは違う使い方をしているという感じです。
おがた (@xtetsuji) です。
今回は完全に「やっちゃダメ」シリーズと、日頃からどうするべきか考えるシリーズ。
酔っていて電車に座れたので、MacBook Airを開いてファイル整理をしていたんですが、find / -size +250MB などとして無駄な大きなディレクトリを探そうとしていたら、”/var/folders” というのがあって、中を見ても明らかにキャッシュでしかなかったので躊躇なく rm -rf しました。
そうしたら、しばらくしたらドックや(Command-Tabで出てくる)タスクスイッチャーや、デスクトップ上のアイコン画像がどんどん消え始めました。名前だけ出てきてアイコンはないけど存在しないはずのアイコンの影はあるといった感じ。Finderから見えるファイルのアイコンも消えていきました。恐ろしい!
Windowsでも似たようなことがあったときに再移動したらアイコンキャッシュが戻ったので再起動してみたものの、全く直る様子なし。
あとで調べてみたら、やはり /var/folders はキャッシュディレクトリのようでした。例えば 新・OS X ハッキング! (56) 新世代のOS Xユーザへ(4):情報の宝庫「/var」 | マイナビニュース が詳しい。その他にも /var/folders で検索してみると出てくるのですが、これ関連でトラブルに陥って結局直せない人が多いという印象でした。前出の記事ではログアウトしたら消えるディレクトリのはずが、再起動しても戻らなかったりしました。
私も色々やってみた挙句、自分の症状も治らなかったので、結局6日前に取っていたTime Machineのバックアップを引き上げて復帰させたという感じ。ちょうど平日は仕事で忙しくてそれほど個人用MacBook Airにファイルを置いたりしていなかったので、まだ傷口が浅かったです。
ちなみにTime Machineからの復元方法は、いったんMacを終了させて、Time Machineディスクをつないでおいて電源投入時にCommand-R を押しっぱなしで起動させること。これで復元ウィザードが出るので、あとは画面に従って復帰していきます。この方法だとOSイメージごとまるまる復元されるので、たとえばMountain LionのTime MachineイメージをMavericksに復元させるとMountain Lionに戻るくらいまるまる書き換えてくれるものです。
とりあえず6日前に戻して、あとは取り戻す必要のあるファイルを、GitHubやBitbucketから取ってきたり、Dropboxを同期させたりして対応しました。
既にトラブルが起こっているときにTime Machineを接続して、その時の記録も取られているので、バージョン管理やオンラインストレージの管理下ではないディレクトリのファイルも部分的にTime Machineで取り戻せるとは思いますが、まぁ自分の場合は6日の変更内容がほとんどGitHub、BitBucket、Dropbox上のものだったので助かった感じ。
色々と教訓を得ることができました。
おがた (@xtetsuji) です。
「Mac OS X には2つのクリップボードがあります」と言われても、何のことか分からない人が多いかもしれません。
Macでの「クリップボード」の正式名称は「ペーストボード」ですが、ここでは「クリップボード」と呼ぶことにします。
通常は
なのは良く知られていることだと思います。Windowsでも似たようなキーバインドですよね。Cmd-x や Cmd-c で選択範囲をクリップボードに入れることができます。
新しい(Cocoaフレームワーク)で開発されたソフトウェアだと、Emacs的なキーバインドが使えます、具体的には
などです。実際にテキスト入力欄でやってみるといいかもしれません。例えばChromeのtextareaであったり、Evernoteであったり。
この「Emacs的キーバインド」には、以下のようなEmacsにあるようなキーバインドもあります。
キルされた文字列は、ヤンクされるために一時的な記憶領域に格納されるわけですが、それはクリップボードの領域ではありません。なのでクリップボードにコピーしたデータとは排他です。またそれだけでなく、キルした文字列はそれぞれのテキスト入力エリアで別々の管理がなされます。つまり、Chromeのテキストエリアで Ctrl-k してキルしたデータを Evernote で Ctrl-y してヤンクすることはできないということです。ここはクリップボードとは違う挙動ですね。
キルの動作は癖がありますが、ヤンクを想定しなくても、カーソルから行末を消したいためだけにキルが使えると覚えておくだけでも便利でしょう。
実際に説明すると難しいですが、Evernoteなどの適当なCocoa時代の新しめのテキストエディタなどで上述の Ctrl- のキーバインドを実際に試してみるとよくわかると思います。MacではWindowsと違いCmdを使ったキーバインドが多いですが、Ctrlを使った上記のような操作を覚えておくと便利です。
キルやヤンクといった動作がアプリケーション内でMacのクリップボードと連携しているCocoa EmacsやCarbon Emacsというアプリケーションではまた別の動作となります。また、Macの「ペーストボード」のコマンドラインからの利用(pbpaste/pbcopy)や、Perlモジュールからの利用などのプログラマブルな利用については、また別のブログ記事で書きたいと思います。