昔はかなりの読書家だった おがた (@xtetsuji) です。
今日、本当に久々にジュンク堂書店池袋本店に行ってきました。言わずと知れた日本最大級の売場面積を誇る大書店。
以前は大学が池袋のジュンク堂書店の近所にあったので、専門書(数学科だったので主に数学の専門書)を買いに毎週のように通っていましたが、社会人になってから足が遠のきつつありました。
特に忙しくなってから、一通り仕事での専門書(プログラマーになったので主にコンピュータ書籍)を買うと大体買い方が分かってきたので、ネットで流行をウォッチしてネット書店Amazonで買うという流れが定番になってきました。最近は娯楽でマンガを買ったり、コンピュータ系の雑誌を買ったりすることもありますが、自宅近くの小さめの街の書店で買うことが多いです。
どうして大書店から足が遠のいたか考えてみましたが
- 自分の拠点から遠くなった
- 大書店は人の集まるところにあるので、人混みが苦手な自分はそれを避けるようになった
- 売り場が広いのでついつい歩きまわってみてしまって、結果疲れる
といった要因があるようです。ネット書店や街の書店にはこういうのは無い。
ただ、大書店ならではのメリットというのは確実にあるなぁとも思いました。
- 品揃えが随一
- 実際に手にとって見ることができる
- 棚を俯瞰することができる
- 新しい本との出会いが多い
- 運動になる
ネット書店の手軽さを享受したい思いや、街の書店を大切にしたい思いもありますが、たまには大書店に行ってみるのも悪くないですね。新しい本との出会いが多くて、金や読書時間がいくらあっても足りないという新たな悩みも発生しますが…;。
今日購入した書籍は以下。
今回はコンピュータ書籍フロア(5階)と、理工学書フロア(6階)を回ってきました。本当は数学書を買うつもりは無く(自宅をまさぐれば、学生時代の数学書はいくらでも出てくるから)、たんに2010年に改訂版が出た「解析概論」の中身を見てこようと思っただけでしたが、「そういえば解析学ばっかりやっていて、ガロア理論は学生時代からさっぱり分かっていないなぁ」と思って一冊買ってきました。表紙はヌルそうな感じですが、中身はしっかり書かれていたので、これをチョイスしてみました。数学書は本当に数が多い。コンピュータ書籍よりもずっと数が多くて、しかもページ数の割に値段も高くて、自分の一冊を見つけるのは本当に苦労します。学生時代は書籍を買うためにバイトをしていたくらいです。
解析概論の改訂版は、中身が本当に綺麗に組版されていて、本当に買う直前まで行きましたが、金がない事と、荷物が重くなること、第3訂を持っている事を考えて、今回は買いたい気持ちをグッと堪えました。
過去の改訂版を持っているから買わなかったといいつつ、「LaTeX2e美文書作成入門」(通称:奥村本)は買ってしまいました。というか、この書籍は学生時代は初版から版が変わる毎に買っていたくらいのLaTeXマニアでした。最近はLaTeXからはすっかり離れてしまっていましたが、MathJaxをいじりはじめたり、仕事の文書作成でもLaTeXを利用してみようかと思い始めたこともあり、最近のLaTeX事情を知るために購入してみました。
「Webサービスの作り方」は今話題のコンピュータ書籍です。Amazonで買おうかと思いつつ思いとどまっていたのですが、店頭に並んでいるのを見てつい買ってみました。
オライリーの書籍も買おうかと思いましたが、池袋ジュンク堂書店ではまだ「2012年秋のオライリーセレクションフェア」が始まっていないようだったので、購入を控えました。良書とネットで散々話題になっている「リーダブルコード」や、Haskellの書籍「Real World Haskell」など以前から興味があった書籍を手にとって買う気まんまんだったのですが、そんなわけで次回へ見送ることに。
オライリーのフェアについては店員さんに聞いて、開始したら電話してもらうことになったので、そうしたらまた足を運びたいと思います。
久々に行ってみた大書店はとても良くて知らない書籍との出会いも結構あったので、Amazon等のネット書店や街の小さな書店と使い分けて、これからも億劫がらずたまには足を運ぼうと思いました。
電子書籍が流行っていますが、紙の書籍もいいものです。ただ、東京の狭い自宅では書籍の保管スペースが…;。もう既に部屋には積み本タワーがいくつも…;。何事もトレードオフなのかもしれませんが、難しい問題ですね。