Wano株式会社に入社しました

Wano株式会社に入社しました#interest_aeおがた (@xtetsuji) です。

題名の通りですが、2014年2月1日付けで「Wano株式会社」に入社しました。2月3日(月曜日)に初出社しました。

先日の退職エントリが長すぎと何度か指摘を受けたので、転職活動中の詳しいお話については別に書きます

Wanoを選んだきっかけ

転職活動の最初の一社目が、面接前事前テストから一時面接後の不採用まで一ヶ月以上という時間のかかりようで「このまま転職活動していたら何時まで経っても終わらない」と危機感を募らせていました。

ちょうど数社の中の人から声をかけてもらっていたので、ひとまず直近で声をかけてもらっていた2社の中の人に頼ることにしました。

ただ、最初の一社目の選考時間の掛かりすぎに焦ったこともあって、同時に前々から興味を持っていたWano社に以下のようなアクションをかけてみることにしたのでした。

YAPCのカード1

 

あれ、これはどこかで見たことがありますね…

YAPCのカード2

 

といった感じ。せっかく貼られた50円切手の有効活用。面白法人カヤックさん、ありがとうございます。

このハガキ、送っても返信は返ってこないだろうと思っていたら、しばらくしたらWanoの中の人からメールでアクションが返ってきました。あとで聞いたら、向こう側もこのハガキが送られてくるとは思っていなかったようです。

この後、一時面接は前述の2社とほぼ同時日に行われることになりました。

一時面接は無事通過し、社長と話すために少し日を置いて二次面接に来ることになりました。二次面接はざっくばらんに社長とお話をして「しばらく待ってもらえますか?」「はい」→約10分くらい経過→「じゃ内定で」という驚くべきスピーディな流れ。一社目もこれくらいのスピーディな流れで結果を出してくれれば(たとえ不採用でも)良かったのにと思わざるを得ません。

Wanoを選んだ理由

もともと数年前からYAPC::Asia Tokyoで露出はあった会社だったのですが、「音楽を事業としている会社」ということしかYAPCでもウェブサイトでも伝わってきませんでした。確かにこのソーシャルゲーム全盛時代に音楽事業とは興味深かったのですが、YAPCに大々的にスポンサーをしているにも関わらず、中でどんなPerlの技術が使われているのすら全く分からない。これは中に興味あるというわけで、オフィス見学くらいできればいいな程度の気分でハガキを出したのでした。面接を希望するにしてはこの手法はあまりにも不躾な気もします。

そんな気持ちでハガキを出したのですが、結果的にオフィス見学と同時に一時面接をさせてもらえました。面接などの中で聞いたPerlなどの技術の使われ方の洗練っぷりにも惚れたのですが、一連の流れのスピーディさに会社としての決断力があるなと思ったのも大きいです。

2008年創業の新しい会社だけあって、当然ながらレガシーの負の遺産はあまりなく、Plackなどの新しい技術が多く投入されているという印象でした。いま当たり前の技術を当たり前に使えるということがようやくできそうだという心踊る思いがありました。

二次面接で野田社長とお話させていただいて、エンジニアではないという説明を受けたのですが、話していてIT業界においてキャッチアップ力の高い方だなと感じました。何しろ若いし勢いがある。社会人として1社しか経験の無い自分でしたが、3人の社長を経験して、そのIT業界におけるキャッチアップ力には疑問を持つことも多くありました。今回「この社長となら気持よく働いていける!」と率直に思えたのは決め手でした。

面接で話を聞いていると、表には機密保持的に出しづらいものの、音楽事業以外にもいくつかの事業をしているようで、その堅い事業と自分との相性もよさそうだなと感じました

Wanoの社員数は30人ほどなのですが、社員に占めるデザイナーを含めたエンジニアの割合が半分くらいという多さにも惹かれました。15人が多いか少ないかは人それぞれの感覚ですが、社員比としても多いし、純粋な人数としても多いと思いました。だいたい二週間に一度の割合で社内勉強会も行われているようです。会社でこの規模のエンジニアコミュニティが形成できる点は魅力的でした。世の中、見回せば何百人もエンジニアを抱えている会社もありますが、多すぎても自分が埋もれるという部分もあるし、これくらいが今の自分にちょうどいいかなと思っています。

結果的に自宅から会社が近いという点も魅力的でした。大江戸線で4駅。電車が嫌いでも、これくらいであれば我慢できる範囲です。

ウォーターサーバーは無いものの、飲み物は常時ペットボトルで提供され続け、いくらでも飲むことが出来るのは魅力的でした。水と従業員福利厚生の相関を真面目に説くネットの記事もあるくらいですが、大げさではないと思います。ウォーターサーバーは自宅導入も考えたのですが、トータルコストの割には少人数ではメリットが少ないので、Wanoくらいの規模の会社だとペットボトル運用がピッタリだと思いました。

勤務時間は裁量労働制などではないものの、パソコン環境などの仕事環境を柔軟に選べるのも良かったです。個人的に裁量労働制には良い思い出がないし、自宅も近いので、定時出社・定時退社で良いと思っています。

その他にも色々と決め手がありました。

内定のその後

内定を頂いたのは12月3日でしたが、12月11日に胃潰瘍で入院してしまうのは以前のブログの通りです。その時も、Wanoの方々にお見舞いに来ていただき、正式採用の取り交わしをまだしていない身分にもかかわらず配慮していただいて、本当にありがたく思いました。

年をまたいで1月に一度出社して詳しい説明を聞くことになります。その後すぐ風邪→中耳炎→インフルエンザの流れになってしまうことを考えたら、タイミング良かったなと思わされます。インフルエンザが治った次の日から初出社という綱渡りのようなタイミングでした。

初出社した

今日2014年2月3日に初出社しました。

社内の空気も綺麗、水も飲める、うるさすぎない(音楽が流れていてちょうどよい)、といった良い第一印象を持つことができました。最近「行ってきた」で出てくるようなオシャレオフィスとまではいきませんが、必要十分な空間に満足できるものが手の届く範囲に揃っているという印象でした。

出社1日目は、パソコン環境の構築と、事務的なもろもろ、あと事業内容についての詳しい話を聴いたりしました。2日目以降、どんどん作業を進めて、早くプログラミングをしたり案件ハンドリングをしたり、バリバリ働いていきたいです。

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