xtetsuji) です。
おがた (@当時それ以前から悪運続きではあったのですが、2010年にどうしようもない転職エージェントに出会ったところで人生どん底に落ちてしまい、はいあがるために2011年7月から一転してオープンな活動を始めるまで大変な時期を過ごしたっていうことは何度も書いたり話したりしました。
2012年と2013年のYAPC::Asia Tokyoへの大舞台登壇や、2014年2月の転職などを経て、ようやく色々な活動が軌道に乗りつつあります。
今現在進行形でやっている活動や、これからやりたいことを含めて、2014年も半分近く過ごしたので振り返ってみたいと思います。共感してくれて一緒に活動してくれる仲間募集中です。また、かなり長いエントリなので、時間のない人は大きな文字だけ流し読みして「あとで読む」にぶち込んでいただければ幸いです。
このエントリは2014年5月に書かれましたが、しばらくのあいだは加筆する予定です。
時間がある人向けの参考エントリ:
Contents
Perl入学式の運営側に入りました
3年目を迎えたプログラミング言語Perlの初心者向け勉強会「Perl入学式」、今まで2013年度のサポーターをやらせてもらっていたのですが、2014年度はより運営に近い形で参加しています。2014年度からはサポーターだけでなく、勉強会の運営方法の議論だったり、資料作成だったり、一部の講師だったりをさせてもらっています。
これからもPerlを軸に、幅広い活動をしていこうと思っているのですが、Perl入学式は初心者に向けてアプローチできる絶好の場であります。しかも毎月定期的に行われている。たとえ手弁当でもそこで得られるものは自分にとって大きいと思い、色々と手を上げて作業させてもらっています。大変だけど、最初からこれをやっていた人も無報酬でやっていたわけで、コミュニティ発展のために自分も力になりたいと思った次第です。
これについては色々と盛りだくさんなので、興味があれば以下の記事を読んでみてください。
PerlBeginnersの共同運営者になりました
これもPerlの勉強会なのですが、PerlBeginnersという勉強会の共同運営者になりました。
今までは @ytnobody さんが一人で主催をして全てを一人でやっていたのですが、#12の懇親会のときに色々と大変だという話を聞いて、運営チームを立ち上げて複数人体制で運営をしていくことになりました。
ほぼ隔月で約2年間続けられたわけですが、当日 @ytnobody さんが突発的な仕事だったり病気だったりになった場合に主催できないという属人的危険性をはらんでいました。2年続けてきて、だいぶ多くの人に知られて定期的に20人程度の人は来るようになった勉強会になった今、そういう不安定な状況を解消しようと運営チームが立ち上がりました。今まで予定した日時に開催出来ていたことは、@ytnobody さん一人でやっていたことを考えると「運が良かった」とすら言えると思います。その辺の冗長化も考えた運営チーム発足となりました。
運営チームと言っても、現状は主宰者の @ytnobody さんと私の二人体制ではありますが、今後様子を見つつ徐々に増やしていこうと考えています。
2014年5月23日に新体制初の #13 を行いましたが、ちょうどというか @ytnobody さんが仕事で来られるかどうかわからない状況だったので、私が会場を開ける担当となりましたが、今回は @ytnobody さんの仕事が無事に終わったので事なきを得たのでした。こういう状況のための運営チームといっても過言ではありません。
執筆業へ進出したい
私には書籍を書くという夢があります。これ、実は水面下で良いお話をいただいていて、もしかしたら今年あたりに共同執筆者という形ですが実現できるかもしれません。私の頑張り次第である部分も大きいのですが。夢は言えば叶う方向に向かうものなんだなぁと思わされます。
1冊書いたら満足とは思っていませんし、今後も人の役に立つアウトプットはしていきたいので、どんどんインプットもして、それに応じたアウトプットをしていきたいと思っています。
とかく、文章を書くというのは時間のかかるものです。このブログを書くのだってゆうに数時間はかかっています。1000文字以上のそれなりの品質の文章を書くというのは、多くの人にとってそれなりの時間がかかるものだと思います。
ブログ等といった広義の執筆も続けていくつもりではありますが、これからは電子書籍かなと思っています。自分自身もKindle PaperwhiteとKindle Fire HDXを買って読書と書籍に対する概念が変わりました。紙の書籍はとてもあたたかみのある良いものではありますが、保管場所は有限です。特に東京での保管コストは高いと言わざるをえないでしょう。
今後、電子書籍はどんどん普及していくことでしょう。それに伴って、紙の書籍よりも出版障壁の低い電子書籍への出版も増えていくものと思われます。私もその流れに乗って電子書籍で自分の知識を出版していきたいと考えています。もちろん「電子書籍だから値段も内容も妥協」なんてことはしないつもりです。
とはいえ紙の書籍や雑誌へは一度は書いてみたいですね。もう5月末ではありますが、今年中に実現できるよう、邁進していきたいです。
新たな勉強会の立ち上げや、教育事業をやりたい
ここ最近はPerlの勉強会がブームです。色々な新規勉強会が告知され、既存のも含めて告知されるとすぐに定員が埋まってしまいます。
Perl入学式in東京も五反田の会社であるガイアックスさんが毎回会場など全面的にサポートしてくださっていますが、特に五反田界隈のPerl企業がとても元気です。
- Gortanda.pm
- 五反田Perl
- Yokohama.pm (最近になって不定期開催から定期開催になった)
- Hachioji.pm (毎月の飲み会勉強会)
最近はPerl入学式つながりで、時間があるときにPerl入学式の「卒業生」の方と中野で会って個人レクチャーをしたりしています。
そういう話を他の勉強会の懇親会でしたら「Nakano.pmを作ればいいじゃないですか」と言われたりしました。確かに「もくもく会」的なものでもいいから、隔週でやるのも悪くないかなと思って、実際に中野駅周辺で会場探しなどを始めています。
ここまで来ると、Perlにこだわるのも、それにこだわらない活動をするのもアリだなーと感じています。Perlをやることを目的として楽しむことも大切だと思いますが、私達は人生の何らかの目的を持っていて、それを実現するための手段を日々探しているものです。それを実現するための一つの手段がPerlであり、また別の目的を実現するためにはPerl以外の手段が必要な場合もあります。
中には「金を払ってでもマンツーマンで個人レッスンを受けたい」という需要もあるようです。cyta.jpなどがそういう人とのマッチングサービスを行っていて、家庭を持っている人に比べて自由な時間の多い独身の自分は、そういうところでお金をもらって人にモノを教えるのも悪く無いと思いました。世の中、金で人の時間を買ってでもいいから深く学びたいという人だっているという需要に答えることは悪くないと思っています。cyta.jpには登録したのですが、登録審査の面接に行けていない状況です。こういう審査が厳格だというのは好感が持てますね。
手弁当や無報酬でコミュニティに尽くすことも大事なのですが、自分を安売りすることだけはやめたほうがいいと思っています。無報酬コミットも、最終的には自分の名声を高めたり、教えた人が業界をめぐりめぐって間接的にでも自分の利益になるかもしれないと考えて行動することが大事なんじゃないかなと思います。そうじゃないと持続的に活動できない。
私が住んでいる中野区などの自治体と協力できないかとか考えたりもして、実際に中野区の課に電話をしたりと行動に移したりもしているのですが、電話ではあまり良いアクションはもらえていません。中野区には「中野アフターシックス」という中野区役所の若い意欲的な職員の勉強会があるらしく、テーマが自分の考えているものに近い時に出てみようと機会をうかがっています。政治思想云々に関わらず、今後自分の住んでいる街を良くしていくためにも、行政との関わりを増やしていくことは悪いことではないはずです。これは特に既婚者や子供を持った家庭であればなおさらではないでしょうか。
また中野区に新しく誘致された大学のキャンパスとの連携も出来ないかと考えています。明治大学が中野セントラルパークにキャンパスを新設して、そこに理工学部が併設されていることを考えると、若い優秀なIT人材の拠点としても中野区は有力な一つじゃないかと思っています。まだ実際にアプローチはしていませんが、明治大学には一度アプローチしてみたいと思い、手元で準備をしたりしています。
また会社主催の勉強会も出来そうな雰囲気で、期待していますし、そのために細々とネタを貯めています。最近は社内勉強会も盛んで、個々人が業務で忙しくて定期的な開催はできていない状況ではありますが、その成果が社内から社外へ何らかの形で出していこうという事を会社の役員が課題として持っているところは、非常に頼もしく思っています。この会社に転職できてよかったと素直に思えるポイントです。
純粋数学の勉強会をやりたい
私は数学科出身です。最近はプログラミング活動ばかりで数学からは遠ざかってしまったのですが、たまにやってみると面白い。もっと数学へ時間を割いて、数学の楽しさを再び体験したいと考えています。
どうせなら多くの人で数学の楽しさを享受できないものかと、とりあえず夢を声に出すメソッドで「純粋数学の勉強会というものをやりたい」と言っていたら一部から期待されているらしく、これの実現も模索しています。こうやってブログに書くのも夢を声に出すメソッドの一環です。
会場探しに関しては、上述のように中野区にアクションをかけたり、大学へのアクションを模索したりしています。またPerlBeginnersの共同運営者になって、主宰者である @ytnobody さんから会場を借りるテクニックというのも学べて、本当にありがたいと思わされます。
数学の勉強会は、統計学などの実用に近い勉強会は社会人向けで幾つか行われているようです。そういうのも大切ではあるのですが、自分がやってみたいのは、どちらかというと業務や社会の役に直接は役に立たないけど非常に示唆にとんで興味を駆り立てられる数学というものです。具体的なテーマを言えば「素数」とか。
私は功利主義やお金を稼ぐことに対することへの大切さも身を持って体験しているのですが、行き過ぎた功利主義への反論というか皮肉も大好きで、よく「それってなんの役に立つんですか」といった質問に対して「何の役にも立たないんですよ」と笑顔で言って楽しむことが多いです。とかく数学科なんかに進学したら、当時超就職氷河期と言われた時代、外野はそういう質問ばかりするわけです。完全に慣れました。というかそんなことを言ったら、大学の学問なんてどれも実利になるかと言われたらどれも変わらないでしょう。私も「残念ながら数学の整数論といった分野も、現代のコンピュータ時代の暗号化理論の中で最重要分野となってしまいました」と皮肉を込めて何度も言っていました。大学生に学問の功利主義的質問をする人は「大学行くくらいなら職業専門学校に行った方がいい」って素直に言ったほうがいいです、本当に。
整数論の話が出ましたが、数学科時代、そんなに整数論に興味はありませんでした。というか整数論の研究室が最も難しいと言われていたことや、数学に興味を持ったのは高校2年の微分積分論からだったので、微分積分論を包含した解析学の研究室へ進むことになりましたが、やっていたことはフーリエ積分の概念を拡張して完全に代数学として抽象化したものをやっていて「代数学やりたいと思わなかったんだけど…」というのが正直な感想でした。逆に整数論の研究室に進んだほうが、素数の分布を調べたりするのに重要な関数の積分を使ったりといったことをするので「素数の理論に興味あるし、整数論の研究室に行けばよかったかも」とも思いました。とはいえ、解析学の研究室の教授は日本でも有名な数学者で、非常に勉強になった大学院2年間であったことは事実です。
私と同世代に中島さち子さんという数学者がいます。現在の本職はジャズピアニストですが、日本人女性として初めて数学オリンピックで金メダルを受賞したり、高校生当時から論文や数学書を書いたりといったすさまじい人でした。高校生向けの数学雑誌などでそういう活躍を見て、当時数学に興味を持っていた高校生の私は衝撃を受けたものです。そんな中島さち子さんも、私が大学院を卒業する頃には研究活動を聞かなくなり、結婚して子育てをしているという話を聞いていたのですが、そんな彼女もここ数年になってまた数学活動を再開したという話を聞きました。比較にならないすごい人ではあるのですが、ブランクを経てもまた数学という活動をやる姿勢に、大いに感銘を受けたことは事実です。
誰もが中島さち子さんのような天才にはなれませんが、近づこうと頑張ることは自由です。中島さち子さんも素数の学問の一つである「ゼータ理論」を主に業績としています。そんなことを考えながら、我々一般の社会人も素数を研究したっていいじゃないかと、現在やり方などを模索している最中です。
ラジオなどの音声媒体への進出したい
エンジニアの世界では情報の提供方法が時代とともに変わってきています。一時期流行ったポッドキャストという手法が、今エンジニアの世界で脚光を浴びています。
非常に著名なエンジニアであるTatsuhiko MiyagawaさんによるRebuild.fmから始まり、riywo’s Podcastや職質テックトークといったポッドキャストが続々と登場しました。最近ではボケてで有名なオモロキのCTOでJPA理事でもある和田裕介さんによるDandy.fmなどが躍進しています。
実は職質テックトークの第3回に出演させてもらったりして、ポッドキャストに出演するという夢は叶えられたのですが、実際にポッドキャストを立ち上げたり、もっと別のポッドキャストの番組に出演したりといったこともやっていきたいと考えています。そのためにも、自分のしゃべりをより聴きやすくするといったトークの技術も磨いていきたいと日々意識しています。
自分の声って録音したカセットテープを聴いても鳥肌が立つのですが、大学時代のアルバイト仲間に「おがた君って声やしゃべり方がNACK5の長谷川雄啓に似ているよね」って言われて、「えっ、こんな声でもラジオでDJできるの?」って思ったというか思い上がった経験があります。実際、自分の声の良し悪しって自分では判断できないもので、大人気の声優さんも当時は自分の声が嫌いだったりとかっていうことはザラにあることらしいです。みなさんも自分の声を録音して聞くのが苦手という人は多いのではないでしょうか。
しゃべるのは好きで、内容は置いといても延々としゃべっていられる自信はあるので、ポッドキャストとはいわず、実際にFMやAMで電波をとばしているラジオ局で番組を持ってDJをやってみたいという夢を持っています。それも、前述の大学時代のアルバイト仲間に言われた言葉がキッカケなような気もします。そして2011年から勉強会やカンファレンスで人前で時間制限を設けてトークをすることに慣れてきたこともあるでしょう。
エンジニア向けのポッドキャストに出演して語れるトーク力や技術力を磨くこともそうですが、ラジオのDJであったり、もっとラジオという媒体にコミットできればなーとも思っています。最近ではテレビの視聴率低下という話は聞きますが、ラジオといった音声媒体は今だからこそ可能性が広がっている部分もあります。
エンジニア向けポッドキャストの流行も、iPhoneがいつでもどこでもポッドキャストを回収できるようになったというソフトウェア的・ネットワーク回線的な要素も強いでしょう。また、radikoやらじる★らじるといったインターネットを通じたFMやAMのリアルタイム配信も始まって、ラジオの新しい時代が来ている感じがします。
最近、コミュニティFM「練馬FM」の開局を目指している練馬放送の関係者と偶然お会いして、支援は惜しまないという話をしたところ、そのあたりでも話が進みつつあります。すでにあらゆるプロによってDJという枠は埋まっているらしいですが、ラジオという媒体を伸ばしていく活動はしていきたいと考えています。
ピアノと作曲をやりたい
小学生の頃からクラシック音楽が好きで、今でも毎日NMLでクラシック音楽を聴き漁っているのですが、ピアノと作曲をやることが昔からの夢でありました。
作曲自体は、中学時代から楽理の書籍を買ってリコーダーの曲を作曲したりしていたのですが、和声というものに対する理解が進まず、そのための第一歩としてピアノを習いたいと考えています。ピアノ曲自体への興味は、クラシック音楽全体の中ではそれほどないのですが、作曲ツールや楽理解析ツールとしてのピアノを学びたいと考えています。
私はベートーヴェンを心の底から尊敬しています。私も交響曲という芸術で自分を表現したいという夢があります。死ぬまでに一曲は交響曲を書きたい。え、ゴーストライターに書かせればいいって?サムラゴーチの話は後述するから。
歩けばコンビニと歯医者と美容室だらけの日本ではありますが、ピアノ教室もそこら中にあります。ただ、どこに行くかという決定打が無いのです。このあたりも音楽に携わっている人に紹介してもらおうと、日々おすすめの教室を聞いて回っている最中です。そんな中で二胡のおすすめの教室は聞いたのですが、二胡をやるかどうかは迷い中です。
あとは部屋を片付けて電子ピアノを買うだけです。部屋の片付けは大変ですが、電子ピアノの投資はグランドピアノほどではなく、ちょっとしたパソコンを買う程度です。
嘘をつく人の研究
よく「人間観察が好き」という人がいます。そして「人間観察が好きとかいう人、ちょっとキモい」という意見もあったりして、面白いなぁと思います。「人間観察が好き」って女性に多いと思うのですが、「音楽が好き」くらい他愛もない主張で、社会人になったら誰もが初対面の人に対して「こいつカルト宗教やねずみ講やってないよな」って警戒するのが普通だと思っています。別に性善説・性悪説は別として。
私は田舎出身で田舎丸出し状況大学生だったので、カルト宗教に軟禁されるところからからエウリアンや高額商法に閉じ込められるところ、ねずみ講の勧誘までひと通り体験しています。性悪説と言ってしまうと極端ですが、人間観察というよりもその対象人物が関わるに足る危険人物ではない最低ラインを越えているかという観察は社会人は普通にするものだと思っています。
危険人物に共通しているのは、自分の領域に引き込むために「嘘をつく」ことです。危険人物でなくとも嘘をつく人というのはそこら中にいて、上述のような経験を経て、私は嘘をつく人の心理を研究することが大好きになりました。特に社会を震撼させるような嘘をつく人の心理は超大好物です。騙された側の出方というのも興味深い。今からこれをテーマに社会学の大学に入学したいくらいです。
昔から最近まで、社会を震撼させるような嘘をつく私の研究題材となったのは以下の三人です。
特に旧石器捏造事件は熱中して、実際に「遺跡」に行ったり、藤村新一に会って話をするにはどうすればよいか考えたくらいです。
佐村河内守については、事件以前から交響曲HIROSHIMAの存在は知っていたのですが、無調音楽が嫌いだということと、(後の嘘だとわかる)聴覚障害などを商業主義にし過ぎだろうと敬遠していました。CDが回収騒ぎとなってしまった今となってはCD買っておけばよかったと思いました。NMLで配信してくれないかな。私の尊敬しているベートーヴェンを冒涜してくれた人として、後世まで「世間を震撼させた嘘をついた人」「私の尊敬しているベートーヴェンを冒涜した人」として徹底的に研究しようと思います。
そんな長年の研究(?)でわかったのは、嘘をついてもバレる、嘘をついてもいいことがまるで無い、ということでした。当時ゴッドハンドとして名声を得ていた藤村新一も、実際は葛藤を抱えながら不安とともに生活していたことは、のちになって明らかになることです。
私は時々不眠になって朝起きられない体質にあるのですが、そういう時、会社には遅刻の理由として、正直に寝過ごしたと言うことにしています。拡大解釈すれば体調が悪いと言えないこともないのですが、それは言っても遠因であって、本当に体調が悪いときにオオカミ少年になる可能性があるからです。
一時は不眠で通院していて睡眠薬を処方されていた時期もあるのですが、今は不眠は脱しました。とはいえ朝早起きが苦手なのは子供の頃からなので、体質といった部分もあるでしょう。今は処方された薬の副作用で昼夜を問わず眠くなるので困ったものです。正直に理由をいうことによって自分を律することが出来て、また薬の副作用に対する耐性も出来て、最近は遅刻もしなくなりました。
お金を稼いで節約して、好循環を築きたい
前述のように手弁当や無報酬でイベント運営に協力したりしていますが、自分の中長期的な人生を俯瞰した時に、持続的な活動をするためにはお金を稼ぐ必要もあると考えています。職業プログラマーとして会社勤めをしていますが、終身雇用制が瓦解した今は、明日に何が起こるかわかりません。いつかは地元に帰りたいとも考えているので、今の会社と相思相愛だから大丈夫…という話でも無いのです。同じような状況の人は少なくないのではないでしょうか。
個人的に活動するといっても、サーバ代であったり交通費であったり、時間をコストに換算しなくても直接かかってくる費用というものはあります。せめてそういうものが相殺されるくらいの収入が定期的に入る状態をまず作り、あわよくば会社の収入に頼らずとも生活できるくらいのお金が入るような体制が築ければ良いと考えています。
最近では副業といったものの是非であったり法律的根拠の皆無な点を説いた記事を見かけます。会社員としての仕事を真っ当にこなしていることを前提にすれば、私は副業については賛成な立場です。
前職は規約で副業を禁止している会社だったのですが、「私はAmazonでアフィリエイト収入を月に数百円もらっているが、そのために書いたブログ記事なども副業になるのか」と聞いて回っても、偉い人から管理部署まで、答えられる人がいませんでした。「小銭だから大丈夫じゃない?」という発言は答えになっていません。同僚の「確定申告しなくちゃいけなくなったら副業と言われそうだよね」という発言が一番的を射ていましたが、労少なく儲かってしまって確定申告をする羽目にになったら副業だと言われて活動を禁止されてしまうのでしょうか。本当よくわかりません。私も調べては見たのですが、労働関係の法律で副業禁止に対する法的根拠が明確に関連付けられるものは無いように思えました。これは前職退職の多くの遠因の一つです。
「エンジニアが収入アップするには転職しか無い」というのは多くの場所で事実になっているように思えます。会社に長く勤続しても、エンジニアという職種では大きな収入アップは望めない場合が多い。その割に、優秀な人は高給で引き抜こうとするので、エンジニアの収入アップは転職という手段に限られると揶揄される一面は良くない風潮だと思えます。
とかく年収という話はタブー視されていますし、私も蜘蛛の巣を突くような議論をしたくはないので意識的に避けてはいるのですが、個々人が本職を含めた生活全般でもっと所得アップできる仕組みづくりはしないといけないと考えています。それが年収を暴露する風習を作ることで実現できるか、今の私には分かりません。
私達30代が60歳になった時には確実に年金制度は崩壊しています。年金とは積立制度ではなく、現在の老人世代に払う費用であり、それは平均年齢が60歳から70歳だった高度経済成長期だからこそなりたつ制度でした。少子高齢化時代ではすでに年金制度は崩壊していると断言してしまってもよいことは長妻昭に聞かなくてもすぐに分かります。正直、今の国家や老人をないがしろにしてもいいというのであれば、国に年金を払うことをやめて、個人積立年金を契約したほうがいいのです。正直、残念なことに、ないがしろにされても仕方がないような尊敬に値しない老人が最近増えているように思えます。可能な限り年金制度維持のために税金を払って行きたいとは思っていますが、こういう老人がさらに増えるのであれば、老人優遇の政治に反旗を翻す意味でも、労働者世代は根底から考え直す必要があるかもしれません。
数十年後、年金制度が崩壊している中でどう生活をするか、この話はそういう中長期的な人生プランへの疑問提起でもあるのです。
健康とそれに対する投資を惜しまない
私は病気がちで、昨年2013年の12月に胃潰瘍で入院したり、色々な病院へ通院しています。
私の業界ではそう多くないようですが、働き盛りの男性は病院嫌いだったり自分が病気認定されるのを嫌う人が多く、病院受診をしなかったりするケースが結構あるそうです。そういう人が、突然大病を患って一気に亡くなってしまうという話も聞きます。
私はライフログが趣味で、自分に関するあらゆるデータを数値化したいという趣味があります。そういう意味でも病院は結構好きな方で、風邪でもすぐに病院に行ったりするくらいです。もちろん、痛いのは嫌だし未だに注射されるのは嫌なのですが、ちょっと体に異常があったら病院に行こうとするタイプではあります。「健康な人」が保険金泥棒と揶揄する典型的な人ですね、私って。
胃潰瘍入院のときも、「ちょっと内科に行ってみるか」と気軽な気持ちで行ったら、救急車で運ばれて緊急入院となったくらいです。大量出血で突然倒れて死ぬ可能性も十分あったということは後で聞かされました。何か体に異変を感じたら病院に行くことはとても大切なことです。
最近は UP24 by Jawbone という、iPhone/Android端末とBluetooth通信をして、歩数や就寝を管理してくれるデバイスを購入しました。自分の行動が数値化されるだけで嬉しいのですが、歩かなかったり睡眠時間が足りなかったりした場合にアドバイスしてくれたりする機能がお気に入りです。一人で生活をしているとどうしても生活リズムが乱れがちになりますが、こういうアドバイザーがいるのは良いと感じます。この機械、1万6千円くらいしたのですが、健康への寄与を考えたらかなり安い投資だと思って買ってしまいました。まぁ、胃潰瘍の入院費用がそれの10倍位しましたからねぇ…。
UP24については1ヶ月使ってみて色々使い方がわかってきたので、別記事で書きたいと思います。
部屋の片付けと良質な作業環境とノマドワーキングを整備したい
部屋が散らかっています。冒頭の話になりますが、2010年からやる気が起こらなかったからなのと、最近は土日に勉強会などの予定がてんこ盛りで、時間がないからです。
カフェ巡りは好きなので、そういうわけでカフェで作業をしたりといったノマドワーキングでお茶を濁しているのですが、本格的に部屋を片付けようと思っている次第です。ちょっと今の状況だと来客呼べない。
キーワードとしては、自炊、料理教室、効率的な洗濯環境、断捨離といったところでしょうか。年始に書いたブログ記事にもそんなことが書かれていました。
ノマドワーキングについても、部屋を片付けたあとでも「別の場所で作業をする効果」というのはあると思っています。近所のカフェなどの営業時間などを把握したり、趣味の延長線上で新規開拓をしたりといったことをしていきたいなと思いました。
今まで目を向けてこなかった語学や経営といった勉強
YAPC::Asia Tokyoでは、毎年海外から著名なゲストが来るのですが、英語を聞いたり話たりすることに臆病になってしまい、結局交流できずといったことが続いていました。そんなことをとある人に話したら結構怒られてしまい、ダメだなぁと思った次第です。せっかく著名な開発者が海外から来ているのに、つたない英語でもいいから話さないと本当にもったいない。とかく日本人全般的にそういう傾向にあるようで、海外からきたゲストは結構ぼっちになっていて、そんなぼっち気味の海外ゲストを誘導したりする英語に堪能な方は、もっと日本の開発者はつたない英語でも積極的に話せばいいのにと思っておられるようです。本当にそう。反省しかできない。英語教室に通うかどうかわからないですが、英語を聞くことや話すことへの抵抗を無くして、今年は世界を広げます。あわよくば日本を飛び出して世界で働きたい。声に出すと夢が叶うメソッドです。
また、経営といったものも勉強したいと考えています。元々は先日祖父に言われたことで、詳細は割愛しますが、その話がごもっともだと思ったからです。
前の会社では、経営陣がコロコロ変わって、とある時期には実質的な経済犯罪といったことが行われたこともありました(上場企業なのでこれは公開情報です)。その後も経営不振が続いたり、経営が理解できればもっと発言に説得力が持てたんじゃないかと今になって思います。経営への参画は別として、平社員でも経営を監視する眼力は必要であると思わされました。
幸い今の会社は業績も好調ですが、経営への理解をすることは、自分の仕事がどのようにマネタイズされているのかといった意識を持つことにもなって良いことでしょう。
どうやって経営を勉強するかは悩みどころです。経営者セミナーに行けば莫大な金を取られるでしょう。書籍を買って学ぶとしても、玉石混交そうでどれから手をつけていいか分からない状況です。何かオススメの経営学習方法があれば教えていただけると幸いです。
結婚はしないんですか?
これ、今も祖父に言われるんですよね。一回この質問をされて親親戚の前で相当不機嫌になったことがあって、祖父以外の親親戚は聞かなくなりましたが、祖父だけはしぶとい。
そんな、くじ引きみたいな感じで女性とペアを組んで結婚できるほど現代は手軽じゃないんですよ。とかくメディアは虚構のような恋愛観を女性に振りまいて、統計人口的に多い男性のほうが不利な状況を生んでいます。
高度経済成長期を生きた今の老人は軽々しく結婚できるだろといいますが、あれは戦争直後で男性人口が減っていたのと、誰もが企業に入れて年功序列と終身雇用の中でお金をもらえたので、結婚のハードルというものが実質なかったからです。
今はテクノロジーが発展した平和でエキサイティングな世の中でありますが、そういった今の老人世代が体験した結婚へのハードルが低い時代ではありません。むしろ、男性人口が増え、働いても所得は増えず、メディアが発達したために虚構のような恋愛観に感化された女性が冗談のようなハードルの上げ方をしている時代です。
これは江戸時代中期と同じような様相なんですよね。江戸時代中期は太平の世となり、統計的に男性人口が増えていきます。また戦もなくなり、徳川幕府の方針によって取り潰される藩も出てきて武士を失業した浪人というのも出てきます。そうでなくても参勤交代などで藩の財政は圧迫され、武士の収入は上がる余地がありません。特に江戸といった地域では圧倒的に男性人口が高かったようです。これも現代の東京人と似たようなものでしょうか。なので、江戸時代に結婚できない男性というのは珍しくなかったようです。江戸時代でさえそうだったんですから、今の若者世代が責められても困りますよね。
エンジニア界隈でも女性エンジニアの人口を高めていこうとしています。少子高齢化でエンジニアに限らず今後どの職種でも人材不足を起こすことでしょう。エンジニア業界でも、女性を取り込むことでエンジニア不足の解消を図ろうとしているのです。数的に男性優位になりがちなエンジニアコミュニティ、女性エンジニアの増加にいやらしい考えを持つ人も少なからずいるようですが、私は今後職業選択の上であらゆる職業で男性女性という区別はなくなっていくのではないかと考えています。男性の所得だけでは生活できないという負の側面もありますが、女性の社会進出が増えていき、多くの職種が男女均等になり人数的に平滑化していくことでしょう。それは素直に喜ばしいことだと思います。
そうなったときに考えるのかですって?それはあと10年くらい先の話でしょう。
私は老若男女といった視点で人を見ていません。そこにいる人は老若男女関係なく人として素晴らしいかどうかという価値観しかない。その素晴らしい人がたまたま女性で、たまたま未婚で、たまたま私に好意を持って男女の関係で付き合うことができればそうするし、そうでない場合には何もしないといった単純かつ明朗な価値観しか私は持っていません。「喉は渇いても下水は飲むな」とはよく言ったもので、今の時代、無理して結婚しても「腹を壊す」ことは心得ておいたほうがいいと思います。特に高度経済成長期を生きた老人は。
ここでは私が独身であるという表明をしていますが、私は仮に女性と付き合っても、仮に結婚しても、そのステータスは隠すと思います。まぁ結婚式とかは女性先導のイベントなので、そこで多くの人に広まってしまう可能性はあるかもしれませんが、個人的に男女関係や結婚の話は年収くらいタブーでもいいと思います。というか男女関係の話って酒場で話すと面白いけど、公で話されているとイライラするというのが年収の話と共通なのは、私が高給取りではなく独身だからでしょうか。
上述のように様々な活動をしていく上で、今後今まで以上に多くの人と出会うことになるでしょう。というか多くの人と出会って自分を成長させていきたいと思っています。そんな中で出会いの確率というのも微量ながら上がっていくのではないでしょうか。それくらいしか私は祖父にいう言葉がありません。
私自身、結婚したいとか女性と付き合いたいという欲求が他人と比べて少ない人なんだなというのは、他の男友達と話していて感じることです。ただ、女性と付き合いたい、結婚したいという欲求の高い友人知人には成就してもらいたいという気持ちはあるので、どのようにすると出会いが生まれて男女は惹かれ合うのかということは、常日頃から考えています。それが自分に活かされるかは別として。なんだか思考が「お見合いおばさん」になっている感じもするのですが、人間の感情を数値化したいというライフログ的・数学者的価値観が根底にあるからなのかもしれません。
すべての活動はつながってゆく
最近電車通勤していて目にとまる「男子との“三角関係”を解く“公式”は/大塚食品 マッチ、マッチピンク「青春と数学」編」の車内広告を見ていて面白かったのですが、恋愛に方程式や公式がないのは、恋愛が一階述語論理で記述できないからです。では高階述語論理を導入すれば恋愛が記述できるのか、冗談でそういう勉強会をやってもいいかもしれません。それにはHaskellがちょうどよいでしょうか。プログラムや数学といった活動につながりますね。
カフェ巡りは趣味ですが、行きつけのカフェが出来て、そこの店主と知り合いになって仕事以外の女性の知人が増えつつあります。特に深い知り合いでもなく、一度きり会ってFacebookで友人申請をする程度ですが、その女性の趣味傾向で、自分の男性の知人の中と合いそうな人がいたら、積極的につなげていきたいと考えています。
とある私の北海道の友人は行きつけの酒場で生き生きしているので、どうすればそんな生き生きできるのかと聞いたら「ここが自分のホームだからだ」と言いました。また、他の居酒屋では普通にしているとも。私にとってのホームは、前述のカフェなのかもしれません。慣れ合いの場を作れという意味ではありませんが、自分の活動の軸足、ホームを作ることは大切なことだと感じます。
ピアノの世界は数的に女性優位の世界なので、ピアノを習えば出会いの一つもあるでしょう。私は交響曲を作曲したいだけで特に出会いに期待はしていないのですが、もしかしたら祖父が喜んでくれるイベントがあるかもしれません。
手弁当や無報酬で行ってきた各種勉強会も、運営側に入ってみると内部では「属人性を解消していきたい」とか「実費くらいは捻出できないと継続的な活動ができなくなる」といった問題点を抱えていることを知りました。でもできれば参加者からはお金をとりたくないというのはどの勉強会でも一緒で、儲けるというか「赤字を出さない」ためにはどうすればよいかというのは、まさに経営的思考だったりします。
ラジオやポッドキャストでは、著作権フリーの楽曲が求められています。特にポッドキャストで歌を歌ったりすると、ジャスラなんとかが大金をふんだくりに来たりすることもあるそうです(私の収録のときにも「歌を歌わないでください」と注意されました)。私は作曲活動をすることで、他愛もないけど色々な状況で使える使用権フリーなBGMも作曲していきたいと考えています。それはポッドキャスト界隈やコミュニティFM界隈を盛り上げていきたいといったところにもつながります。そうした積み重ねが、芸術としての「私の交響曲」につながっていけばいいなと感じます。
何が危険で何が安全なのか、嘘をつく人の研究をもとにして、勉強会などで知り合った多くの人を危険な目に合わせないために、自分が身につけた情報発信力で啓蒙していきたいと考えています。とかく、参加している勉強会の性質上、Perlを仕事に活かしたいというビギナーの方から相談を受けることが時々あります。私が2010年に出会ったような、(嘘というよりは)ダブスタに満ち溢れた最悪の転職エージェントといった人売りを頼ることはさせない、そういう活動は啓蒙していきたいです。技術力との折り合いが付けば、私の職場や、他のマッチする職場への斡旋もやぶさかではありません。転職エージェントとは違い、私に法外な対価は要りません。
色々な活動をすることで、土日も忙しい日々を送っていますが、逆にリズムが保てるというメリットもあります。以前まで平日の睡眠時間を削って土日に眠り続けるという生活をしていましたが、そういうのはやめて、平日も土日もあまり差がない睡眠時間にしようとしています。なぜ人間は睡眠を取らないといけないのかという医学的な結論は出ていないそうですが、所定の睡眠時間を取らないと多くの人は健康を損なうという事は裏付けられています。UP24を買って睡眠を数値化出来た今、ようやく良いリズムが出来て、それが今の私の活動意欲につながっているのだと思います。
長い文章でしたが、いい年齢になった今さらながら色々な方面で頑張って行きたいと考えています。何事も始めるのに遅すぎることはない。協力してくれる方や仲間も募集しています。今後の私の活動にご期待ください。